DevSecOps導入を成功させるための実践4ステップガイド

DevSecOps導入を成功させるための実践4ステップガイド
執筆者
aslead編集部
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こんにちは。aslead編集部です。
最新ソフトウェア開発のトレンドから、AI・DXツールの効果的な活用法、企業のITガバナンスの強化、業務効率化やDX化を成功に導くソリューションまで、幅広い記事を提供しています。
企業が直面する課題の解決策として効率的なツールの活用方法を探求し、生産性の向上に繋がる実践的な情報をお届けすることを目指します。

DevSecOpsの重要性は理解していても、「何から手をつければいいのか分からない」「導入の具体的な進め方が知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。DevSecOpsの導入は、やみくもに進めると失敗に終わる可能性もあります。

この記事では、DevSecOpsの導入を成功に導くための、具体的で実践的な4つのステップを解説します。

目次

DevSecOps導入を成功させるための4ステップ

DevSecOpsの導入は一朝一夕にはいきませんが、計画的にステップを踏むことで成功確率を大きく高めることができます。

ステップ①:現状の把握と目標設定

まずは、現在の開発プロセス、使用しているツール、チームのスキルセット、セキュリティの課題などを洗い出し、現状を正確に把握します。その上で、「リリース前の重大な脆弱性を30%削減する」といった、具体的で測定可能な目標を設定することがスタートラインです。現状分析と明確な導入完了までのゴール設定が、導入プロジェクトの羅針盤となります。

ステップ②:小規模なチームでのスモールスタート

最初から組織全体で一斉に導入しようとすると、混乱や反発を招きがちです。まずは意欲的な小規模チームや、影響の少ない新規プロジェクトを選んでパイロット導入(スモールスタート)を試みましょう。そこで成功体験を積み、自社に合ったやり方や課題を洗い出すことが、本格展開に向けた重要なステップとなります。

ステップ③:適切なツールの選定と導入

スモールスタートの結果を踏まえ、自社の開発プロセスに合ったセキュリティツールを選定し、CI/CDパイプラインに組み込みます。重要なのは、チームが使いやすく、フィードバックが分かりやすいツールを選ぶことです。最初はSAST(静的アプリケーションセキュリティテスト)ツールなど、導入しやすく効果の高いものから始め、徐々に対象を広げていくと良いでしょう。

ステップ④:継続的な改善とフィードバック

DevSecOpsは一度導入したら終わりではありません。むしろ、導入してからが本当のスタートです。定期的にプロセスやツールの効果を測定し、開発チームからのフィードバックを収集して、やり方を常に見直し、改善していく文化を育てることが不可欠です。自動化の範囲を広げたり、新たな脅威に対応したりと、継続的な取り組みが求められます。


「DevSecOpsを導入したいけれど、どのツールが自社に合っているか分からない」「既存の開発プロセスにどう組み込めばいいのか悩んでいる」といったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。asleadでは、お客様の開発環境や要件に合わせた最適なDevSecOps導入のご支援をしております。セキュリティと開発効率の両立に向けて、ぜひお気軽にご相談ください。