GitHub Copilot Businessの料金は?他プランとの違いや法人導入のメリットを解説

GitHub Copilot Businessの料金は?他プランとの違いや法人導入のメリットを解説
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aslead編集部
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こんにちは。aslead編集部です。
最新ソフトウェア開発のトレンドから、AI・DXツールの効果的な活用法、企業のITガバナンスの強化、業務効率化やDX化を成功に導くソリューションまで、幅広い記事を提供しています。
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GitHub Copilot Businessの料金について、「個人プランやEnterpriseとの違いは?」「法人導入のメリットは?」など、疑問点が多いと感じる企業担当者も多いのではないでしょうか。

Copilot Businessは1ユーザーあたり月額19ドルで利用でき、組織単位でのライセンス管理やポリシー設定など、法人導入に適した機能が備わっています。

一方で、導入を検討する際は、他のプランとの違いやライセンス管理、支払方法についても確認することが重要です。

この記事では、Copilot Businessの料金体系をわかりやすく説明し、法人導入のメリットや注意点を解説します。

目次

GitHub Copilot Businessの料金体系

GitHub Copilot Businessの料金体系

まずは、GitHub Copilot Businessの基本的な料金体系と、法人契約で重要となる支払いサイクル、ライセンス管理の考え方について解説します。

1ユーザーあたり月額$19の内訳

GitHub Copilot Businessは、1ユーザーあたり月額19ドルで利用できるサブスクリプション型のサービスです。

利用できるサービスには、AIによるコード補完やチャット機能はもちろん、企業での運用に必要な管理機能やポリシー設定の仕組みも含まれています。

機能 概要
コード補完 エディタ上でコメントやコードの文脈を理解し、続きのコードを自動的に生成・提案できる
Copilot Chat 自然言語でのチャットにより、コード解説やデバッグ、テスト生成などの指示ができる
CLIでの支援 (Copilot in the CLI) コマンドライン(CLI)上でも命令をAIに記述させることが可能
ユーザー管理機能 組織内のどのユーザーにライセンスを割り当てるか管理・設定できる
ポリシー設定 組織レベルのセキュリティポリシーを設定できる
GitHubとの連携 プルリクエスト(PR)のサマリー自動生成など、GitHub上の作業を効率化できる

GitHub Copilot Businessには、個人向けプランにはない「ユーザー管理」や「ポリシー設定」機能が含まれているのが特徴です。

もちろん、コード補完やCopilot Chatなどの基本機能は、個人向けプランと同様に活用できます。

支払いサイクル(月払い・年払い)とライセンス管理

GitHub Copilot Businessの支払いサイクルは、月払いのみです。

個人向けプラン(Copilot Pro)では年払いも用意されていますが、Businessプランは月単位で利用人数を調整しながら運用していく形式となります。

月払いだからこそ、「まずは小規模なチームで試したい」「一部プロジェクトだけ導入したい」など、スモールスタートを考えている企業にとっても導入のハードルが低くなるでしょう。

また、AIツールを法人導入するにあたっては、「誰にライセンスを付与するか」「途中で人数が増減した場合の管理をどうするか」といった運用面もポイントです。

特に開発組織では、プロジェクトの増減やアサイン変更が頻繁に起こるため、人数が固定された契約だと無駄が出やすくなります。

GitHub Copilot Businessでは、月の途中で新しいメンバーを追加した場合、その月の残り日数が日割りで請求される仕組みです。

必要な人数に応じて柔軟にライセンスを調整できるため、無駄なコストが発生しにくい点もメリットといえます。

プロジェクトを離れたメンバーからライセンスを回収し、別のメンバーへ割り当てるといった管理も容易に行えるため、退職や異動があってもライセンスを無駄にしにくく、組織内で有効活用できる点がBusinessプランの強みです。

個人プラン・Enterpriseプランとの価格・機能を比較

個人プラン・Enterpriseプランとの価格・機能を比較

GitHub Copilotの有料プランには、個人向けのProプラン、Pro+プランと、ビジネス向けのBusinessプラン、Enterpriseプランの4プランが用意されています。

それぞれの違いは、以下の通りです。

プラン 個人 (Pro/Pro+) Business Enterprise
料金 ・Pro:月額10ドル、年額100ドル ・Pro+:月額39ドル、年額390ドル 1ユーザーあたり月額19ドル 1ユーザーあたり月額39ドル
特典 ・コーディングエージェント ・Copilot code review ・GPT-5 miniを使用した無制限のエージェントモードとチャット ・無制限のコード補完 ・Anthropic、Google、OpenAIなどが提供するモデルにアクセスする ・月300件(Pro)、月1,500件(Pro+)のプレミアムリクエスト枠 ・コーディングエージェント ・Copilot code review ・GPT-5 miniを使用した無制限のエージェントモードとチャット ・無制限のコード補完 ・Anthropic、Google、OpenAIなどが提供するモデルにアクセスする ・1ユーザーあたり300件のプレミアムリクエスト枠 ・ユーザー管理と使用状況メトリクス ・知財免責とデータ                 プライバシー ・Businessプランの全特典 ・Claude and Codex on GitHub and VS Code ・Claude Opus 4.1などを含めたすべてのモデルにアクセス ・プレミアムリクエストの枠数はBusinessプランの3.33倍  

出典:GitHub「GitHub Copilot · プランおよび価格

1ユーザーあたりの月額費用だけを見ると、個人向けのProプランが割安に見えるかもしれません。

しかし、企業がGitHub Copilotを導入する場合、コスト面を重視して「個人プランの延長(開発者が各自でProを契約)」を選ぶと、運用リスクが残りやすいため注意が必要です。

例えば、退職や異動が発生した際にライセンスの回収ができず、結果として支払いが無駄になるケースがあります。

さらに、利用ルールが統一されないことで、機密情報の入力や、コードの取り扱いに関する事故が起こるリスクも高まるでしょう。

GitHub Copilotの法人導入では、料金の安さだけでなく、管理方法も含めて比較することが重要です。

ここからは、なぜ法人導入にBusinessプラン以上がおすすめなのか、その理由を2つの観点から説明します。

Businessプラン以上に含まれる「管理者コンソール」「ポリシー管理」

Businessプランでは、管理者コンソールやポリシー管理機能を活用できます。

ユーザーごとのライセンス付与や回収、利用状況の可視化、機能制限、セキュリティポリシーの設定などをまとめて管理できるため、企業のガバナンスを確保しやすいのが特徴です。

個人プランは月額費用が安いものの、あくまでも個人単位の契約となるため、組織として「誰が使っているか」「どの程度活用されているか」を把握することが難しくなります。

また、部署やプロジェクトごとに利用ルールがバラバラになりやすく、セキュリティ部門や法務部門からも承認を得にくいでしょう。

セキュリティレベルを確保し、企業として安全にツールを運用するには、管理者側で一括制御が可能なBusinessプラン以上の導入が不可欠です。

なぜ300人以上の組織はEnterpriseを検討すべきか

利用者が300人を超えるような大規模な組織では、ライセンス管理やセキュリティ統制がより複雑になることが懸念されます。

Businessプランでの運用も可能ですが、規模が大きくなるほど、ユーザー管理・セキュリティ統制・AI利用の最適化が複雑になりやすい点には注意が必要です。

そのため、300人以上の大規模組織では、Enterpriseプランも視野に入れて比較した方が合理的なケースがあります。

Enterpriseプランを検討するべき主な理由は、以下の3つです。

ID管理システム(SSO)との高度な連携が可能

Enterpriseプランでは、社員ID管理システムとの高度な連携により、ライセンス付与・剥奪の完全自動化が可能です。

Businessプランでも基本的なSAML SSO(認証)によるシングルサインオンは可能ですが、数百人、数千人規模の組織になると、手動でのユーザー追加や削除といった運用負荷が重くのしかかってくることもあるでしょう。

Enterpriseプランであれば、SCIMによる自動プロビジョニングにより、人事異動や組織変更に合わせてアカウントやライセンスを自動で付与・回収できるため、管理部門の事務工数を大幅に削減できます。

退職者のアクセス権も即時に抹消できるため、アカウントが残ってしまうことによる情報持ち出しリスクも低減できるでしょう。

最新のチャットAIを活用できる

Enterpriseプランでは、Businessプランにはない「Claude Opus 4.1」など、より高性能なチャットAIモデルも利用可能です。

大規模組織では、単なるコード補完だけでなく、設計相談や既存コードの解析、テスト設計、レビュー支援など、Copilotの利用範囲が広がります。

そのため、AIモデルの性能差が、成果に直結しやすくなるでしょう。

Copilot Enterprise上で高性能モデルを利用できれば、開発者が外部AIツールに情報をコピーしてしまう行為を抑止でき、利便性の向上とセキュリティ対策を両立できます。

プレミアムリクエスト枠が拡大される

Enterpriseプランでは、高性能なAIモデルを利用できるプレミアムリクエスト枠がBusinessプランの3.33倍(月間1,000件)に設定されています。

プレミアムリクエスト枠はユーザー数単位で付与されるため、一見すると組織規模とは無関係に思えるかもしれません。

しかし、利用者が300人を超え、複数チームが日常的にCopilot Chatやエージェント機能を使うようになると、Businessプランでは枠不足や超過課金が発生しやすくなるのが実情です。

Enterpriseプランであれば、1ユーザーあたり月1,000件の十分な枠が付与されるため、ヘビーユーザーが多い大規模組織ほど、コストとガバナンスの両面でEnterpriseを選ぶ合理性が高まります。

【aslead流】GitHub Copilot BusinessでROI(投資対効果)を最大化する方法

【aslead流】GitHub Copilot BusinessでROI(投資対効果)を最大化する方法

GitHub Copilot Businessは優れたコーディング支援ツールですが、費用対効果が見えにくくなるケースもあります。

GitHub Copilotに限らず、開発現場に新たなツールを導入する際には、ライセンス費用をどう回収するのか、どの指標で効果測定を行うのかを事前に設計しておくことが重要です。

株式会社野村総合研究所(NRI)のasreadでは、数多くの開発現場を支えてきた知見から、工数管理・導入戦略・スモールスタートを組み合わせたROI最大化の考え方を大切にしています。

①ライセンス費用を「開発時間の短縮」により回収する

GitHub Copilot Businessの導入には、1ユーザーあたり月額19ドルのコストがかかります。

費用を確実に回収するには、エンジニアの人件費と削減時間のバランスを可視化することが不可欠です。

例えば、エンジニアの時給を5,000円と仮定した場合、月あたり約30分(1日あたり1〜2分)の工数削減ができれば、ライセンス費用は十分に回収できる計算になります。

Copilotは、実装のひな形作成やテスト生成、既存コードの読解など、毎日発生する作業で使うほど効果が出やすい点も特徴です。

さらにasleadでは、単に作業を速めるだけでなく、削減できた時間を設計の検討やリファクタリングに充てることで、開発品質の底上げにつなげることを推奨しています。

支払った費用以上の効果を得るための導入戦略についても、お気軽にご相談ください。

②戦略的なスモールスタートを実行する

asleadでは、導入初期のコストを最適化するために、戦略的なスモールスタートを推奨しています。

GitHub Copilot Businessはユーザー数に応じたコストがかかるため、まずは5〜10名程度の小規模なチームから運用を開始するのがおすすめです。

スモールスタートにより、自社特有の開発ルールや既存ライブラリとの相性を確認し、全社展開に向けた導入プランを策定していきましょう。

初期投資を低くすることで、万が一自社の業務とツールの相性が悪かった場合にも、金銭的な損失や組織的な混乱を最小限に抑えられるのがメリットです。

どのようなチームから導入すべきかなど、具体的なスモールスタートの戦略については、お気軽にお問い合わせください。

GitHub Copilot Businessを法人契約するときの注意点

GitHub Copilot Businessを法人契約するときの注意点

GitHub Copilot Businessを導入する際には、料金や機能だけでなく、契約方法や支払方法など、実務面も確認しておきましょう。

例えばGitHubとの直接契約を選択する場合、クレジットカード決済が前提となります。

そのため、支払いサイクルの管理や利用人数の増減に伴う請求額の照合、カード利用枠の調整など、事務作業が煩雑になりやすい点が課題です。

また、料金はドルベースとなるため、為替レートによって決済金額が変動します。

外貨決済は社内規定上ハードルが高い場合もあり、稟議や月次処理の負担が導入の障壁になりやすいでしょう。

asleadのGitHub Copilot Business導入支援をご活用いただくと、日本円・請求書払いでの契約が可能です。

もちろん、契約手続きの支援に加え、導入後の運用設計や技術的な相談についても日本語で継続的にサポートいたします。

経費処理の煩雑さを解消しつつ、開発現場での戦略的なツール活用をバックアップできますので、法人導入を検討する際はぜひご相談ください。

GitHub Copilot Businessは「組織の標準化」への第一歩

GitHub Copilot Businessは「組織の標準化」への第一歩

GitHub Copilot Businessは、開発現場のコーディング作業を支援するAIアシスタントツールです。

コード補完やCopilot Chatを活用することで、実装スピードの向上だけでなく、テスト生成やリファクタリングの効率化にもつながります。

特に企業で導入する場合、Copilot Businessの価値は便利なAIツールだけにとどまりません。

ユーザー管理やポリシー設定により、組織として利用ルールを統一できるため、開発プロセスの標準化や属人化の解消にも効果があり、結果としてチーム間での品質のばらつきを抑えやすくなる点もメリットです。

一方で、GitHub Copilot Businessの料金を検討する際は、プランの選択に加え、外貨決済に伴う事務負担や、契約・運用フローをどう整えるかも重要になります。

asleadでは、日本企業に合わせた日本円・請求書払いでの契約に対応し、日本語による一貫した導入支援を提供しています。

具体的な導入見積もりをご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。