生産性向上がもたらすメリットは?具体例やアイデアを紹介

生産性向上がもたらすメリットは?具体例やアイデアを紹介
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aslead編集部
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こんにちは。aslead編集部です。
最新ソフトウェア開発のトレンドから、AI・DXツールの効果的な活用法、企業のITガバナンスの強化、業務効率化やDX化を成功に導くソリューションまで、幅広い記事を提供しています。
企業が直面する課題の解決策として効率的なツールの活用方法を探求し、生産性の向上に繋がる実践的な情報をお届けすることを目指します。

労働人口の減少や原材料費の高騰など様々な社会問題を背景に、「生産性向上は単なる業務の効率化」にとどまらず、働き方の質を向上させ、企業の競争力を高める重要な要素となっています。

この記事では、生産性向上が企業にもたらすメリットについて解説し、生産性向上のための具体的な取り組み例やアイデアを紹介します。

目次

生産性向上による4つのメリット

生産性向上による4つのメリット

生産性とは、投入された資源に対し、どれだけの成果を生み出したかを表す比率です。

企業や個人が持つリソースを最大限に活用し、より少ない労力や資源の投入で高い成果を得ることを、生産性向上といいます。

生産性向上の目的とは?具体的な取り組み方、企業にもたらすメリットを解説 | aslead Magazine 野村総合研究所(NRI)

生産性向上は企業の利益に直結するだけでなく、持続可能な経営の実現にも欠かせない要素です。

ここでは、生産性向上がもたらす具体的なメリットについて詳しく説明します。

経済的利益の増加

生産性が向上すると、同じ人数・同じ時間内でより多くの製品やサービスを提供できるため、自然と収益が増加します。

また、業務効率化により無駄な時間を削減し、リソースを最適化することで、コスト削減も可能です。

収益からコストを差し引いた金額が企業の利益となるため、生産性向上は利益の増加に直結する取り組みです。

競争力の強化

生産性向上により、迅速かつ効率的に市場のニーズに応えられるようになれば、競争優位性が高まり、市場シェアを拡大しやすくなります。

また、コスト削減によって価格競争力が高まることで、コスト面においても他社よりも有利な立場に立つことが可能です。

従業員満足度の向上

業務効率化が進むことで、従業員の負担が軽減され、ストレスが減少します。

短時間で成果が上がるようになると残業時間が減り、プライベートな時間を確保しやすくなるため、ワークライフバランスも充実するでしょう。

ワークライフバランスが充実すると従業員満足度が向上し、企業全体の生産性もさらに向上するという好循環が生まれます。

人手不足の解消

従業員満足度の向上は、離職率の低下にもつながります。

また、業務効率化により作業的な負担が減少すれば、重要な業務に人手を集中させるなど、人材の最適な配置がしやすくなるというメリットもあります。

少子高齢化による労働人口の減少が社会問題となっている我が国においては、慢性的な人手不足に陥っている企業も少なくありません。これからの時代、人手不足の解消は企業の経営存続のために欠かせないポイントと言えるでしょう。

生産性向上は、企業の人手不足解消にも貢献する取り組みの一つです。

生産性向上の具体例・アイデア7選

生産性向上の具体例・アイデア

ここからは、生産性向上に取り組むための具体例やアイデア、おすすめのツールを紹介します。

無駄な会議をなくす

生産性向上を実現するためには、無駄な会議をなくすことを検討しましょう。

限られた労力を有効活用するために、生産性の低い会議は廃止すべきです。

定例会議のなかには、必ずしも全員が集まる必要がないもの、資料の共有やオンライン会議で済むケースも多いです。重要な会議は事前にアジェンダを作成し、必要なポイントだけ効率的に話し合うことで、時間を有効に使うことができます。

Miro

株式会社野村総合研究所(NRI)のasleadでは、オンライン会議に活用できるオンラインホワイトボード「Miro」を提供しています。Miroは、単なるホワイトボードではなく、チーム・組織のコミュニケーションを活性化させるコミュニケーションプラットフォームです。

ボード上ではリアルタイムのコラボレーションができるため、話し合いながら資料を更新し、そのまま議事録として保存することも可能です。

高度なセキュリティが組み込まれているため、オンライン会議による情報漏洩リスクにもしっかり備えられます。

タスク管理を可視化する

タスクと進捗状況を可視化し、全員が状況を把握できるようにすれば、共有や進捗確認にかかる工数を減らすことができます。

どこに問題が発生して、どこが遅れているのかがひと目で分かるため、チームメンバーとも連携しやすくなり、プロジェクトを効率的に遂行できるでしょう。

タスク管理の可視化には、「Jira」がおすすめです。

Jiraは、特にソフトウェア開発やマーケティングチームに人気のツールで、細かなタスク管理やスケジュール管理にも対応できる柔軟さを備えています。

プロジェクト全体の計画や進捗状況の追跡、依存関係のマッピングが可能なロードマップ機能が備わっているのも魅力です。

複数チームにまたがる大規模なプロジェクトでも、進捗管理が容易になります。

資料や情報は1ヶ所に集約する

業務の効率化のために、資料や情報は1ヶ所に集約することをおすすめします。

必要な資料や情報を探し回る手間と時間を削減するだけでも、生産性向上につながります。

また、情報の一元管理には、クラウドストレージやデジタルドキュメント管理システムの導入が有効です。必要な情報にすぐアクセスできるようになり、業務の効率が大幅に向上します。

asleadでは、ビジネス向けWikiツール「Confluence」とナレッジ検索ソリューション「aslead Search」の2つを提供しています。

Confluence

Confluenceは、高度な検索やマクロ機能により必要な情報を見つけやすく、プロジェクトやチームに関するすべての情報の蓄積・活用・共有が可能です。

先ほど紹介したMiroJiraをはじめ、様々なビジネスツールと連携できるため、ビジネスシーンで幅広く活用できます。

aslead Search

aslead Searchは、asleadが提供するナレッジ検索ソリューションです。Confluenceを活用して、社内の既存システムやデータベースを一つにまとめ、一元管理できます。

社員情報システムや社員評価システムなどの既存システムとの連携にも対応し、蓄積された情報は効率的に検索できるため、社内のナレッジ共有を促進し、組織の活性化に貢献します。新たな知識や知見がニュースのように発信されるので、タイムリーな情報を取得するのにも役立つでしょう。

繰り返し作業は自動化する

データ入力や定型報告書の作成など、繰り返し行うルーチンワークは、ITツールを活用して自動化することをおすすめします。

単純な作業ほどヒューマンエラーが発生しやすいため、自動化することで業務の品質が安定し、作業スピードが向上するというメリットもあります。

特に、開発現場でテスト業務の自動化に注目が集まっています。

これまでテストエンジニアが行っていた作業を自動化することで、開発現場の人材不足を解消し、貴重な労力をより生産性が高い業務へ集中させることが可能です。

ATgo

asleadでは、次世代WEBシステムUI・APIテスト自動化ソリューション「ATgo」を提供しています。

ATgoはローコードでのテスト自動化を実現し、テスト作成からテスト結果の検証に至るまで、あらゆる業務を自動化します。銀行系、証券系、産業系等の大型システム開発プロジェクトに導入され、コストが最大85%削減された実績もあり、開発現場の生産性向上に貢献します。

アナログ業務はIT化する

属人化しやすいアナログ業務は、システムやツールを導入してIT化することで効率化できます。紙ベースの業務をデジタル化し、データの管理や共有を容易にすることで、作業時間の短縮とミスの減少が期待できるでしょう。

ただし、アナログ業務と一口に言っても、どこに工数がかかっているのかは企業によって異なります。手書きによる書類作成をデータ入力に変えるというだけではなく、Excelでの情報管理、電話での顧客対応、取引先へのメールなどもIT化が可能です。

Mendix

asleadが提供するローコード開発プラットフォーム「Mendix」は、プログラミングの知識がないビジネスユーザーでも社内システムやアプリケーションの開発ができるため、企業によって異なるアナログ業務のIT化に役立ちます。

Excelとの連携も可能なので、発注管理シートのアプリ化や集計業務の自動化にも対応でき、様々な業務の効率化を実現します。

業務の切り分けをする

企業の生産性向上を実現するには、業務の切り分けも重要です。

生産性の高い業務とそうでない業務に分け、核となる業務以外はアウトソースすることで、社内のリソースを有効活用することができます。

ジョーシス

asleadでは、企業の情報システム部門が負担になりがちな入退社業務のアウトソースが可能な「ジョーシス」を提案しています。

デバイスの購入、キッティング、退職者PCの回収、保管、再キッティングなど、手間と時間のかかる業務をアウトソースすることで、社内オペレーションから切り離すことができます。

また、ジョーシスはデバイスとSaaSアカウントの一元管理ができるプラットフォームで、削除漏れが発生しやすい退職者アカウントを自動検知するなど、コスト削減やセキュリティ対策にも役立ちます。

生産性向上に向けた取り組みはasleadにご相談ください

生産性向上に向けた取り組みはasleadにご相談ください

生産性向上は、経済的利益の増加や競争力の強化につながり、企業の持続的な成長において欠かせない要素です。

労働人口がますます減少すると予測されるなか、生産性向上に取り組む企業とそうでない企業の差は、今後さらに拡大していくでしょう。

株式会社野村総合研究所(NRI)のasleadでは、生産性向上に向けた様々なソリューションを提供しています。

適切なツールの選定から導入支援、運用保守に至るまで、経験豊富な担当者が一貫してサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。