生産性向上の取り組み事例10選!成功のポイントやコツも紹介
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aslead編集部
こんにちは。aslead編集部です。
最新ソフトウェア開発のトレンドから、AI・DXツールの効果的な活用法、企業のITガバナンスの強化、業務効率化やDX化を成功に導くソリューションまで、幅広い記事を提供しています。
企業が直面する課題の解決策として効率的なツールの活用方法を探求し、生産性の向上に繋がる実践的な情報をお届けすることを目指します。
現代のビジネス環境では、生産性向上が企業の競争力を左右する重要な要素となっています。
しかし、生産性向上と一口に言っても様々な手法があり、具体的な方法や効果的な実践方法に悩む企業も多いのではないでしょうか。
この記事では、生産性向上の取り組み事例、実現するためのポイントやコツを紹介します。自社の業務改善や生産性向上のヒントを得たい方は、ぜひ参考にしてください。
生産性向上の取り組み事例10選
まずは、幅広い業界や業務プロセスに適用できる生産性向上の取り組み事例を見ていきましょう。
業務の効率化やコスト削減を目指す企業にとって実際に役立つ手法ばかりなので、自社の課題に合わせて適切な取り組みを選び、効果的な改善を実現してください。
業務プロセスの標準化
生産性向上に向けた取り組みの中で、まず挙げられるのが「業務プロセスの標準化」です。
企業の中には、「一部のベテラン社員に任せきりになっている」など、特定の人に依存している属人化された業務があります。
業務が属人化すると、担当する社員が休暇や退職した際に業務が滞る原因となり、企業全体の生産性向上を妨げてしまいます。
属人化している業務プロセスは、マニュアル作成やシステムの導入によって標準化し、特定の社員だけでなく誰でも業務を遂行できるようにすることが、生産性向上に向けた取り組みの第一歩となるでしょう。
また、コア業務以外のプロセスは、標準化したうえでアウトソーシングを検討するのもおすすめです。
アウトソーシングを活用することで、従業員のリソースを本来の生産性の高い業務に集中させ、企業全体のパフォーマンス向上を図ることができます。
自動化ツールの導入
請求書や見積書、報告書作成などの定型業務には、自動化ツールを活用するのも生産性向上につながる取り組み事例の一つです。
最近では、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用し、データ入力やバックオフィス業務の自動化に取り組む企業が増えています。
定型業務を自動化することで、人手が必要な作業を減らすことができ、より重要な業務に時間を割くことが可能です。
また、作業品質の安定や作業スピードの一定化、人的ミスを防ぐことにもつながるでしょう。
テレワーク・リモートワークの導入
テレワーク・リモートワークの導入も、企業の生産性向上につながる取り組みです。
移動にかかる時間を削減でき、従業員の集中力を高められるため、作業効率がアップします。
育児や介護との両立がしやすくなる、残業の低減につながるなど、従業員にとってもメリットがあり、ES(従業員満足度)の向上による離職率の減少も期待できるでしょう。
テレワーク・リモートワークを成功させるには、オンライン会議ツールやチャットツールなどの導入や環境整備が必要となります。
一時的にコストが増加する可能性はあるものの、オフィス規模の縮小により賃料や光熱費の削減を見込めるため、長期的な視点で取り組むことが重要です。
株式会社野村総合研究所(NRI)のasleadでは、セキュアな環境で気軽なコミュニケーションがとれるビジネスチャットツール「Mattemost」を提供しています。
メールが多すぎて埋もれてしまう、離れた場所にいるメンバーと気軽にコミュニケーションがとれるようにしたいという企業におすすめです。
コミュニケーション・チーム力の強化
企業の生産性向上には、従業員同士のコミュニケーションが重要な要素となります。
スムーズな情報共有は、トラブルの迅速な対応や業務のリカバリーを可能にし、全体のパフォーマンス向上に寄与します。
また、風通しが良く、働きやすい労働環境を整えることにもつながるでしょう。
コミュニケーションを促進するためには、コミュニケーションツールやコラボレーションツールの導入がおすすめです。情報の蓄積と共有をスムーズにし、リモート環境でも円滑なやり取りを実現します。
asleadが提供する「Miro」は、離れた場所にいるメンバー複数人が同時にコラボレーションしながら使用できるオンラインホワイトボードです。
情報の蓄積や共有が容易となるほか、ブレストやマインドマップ作成に適したツールです。
プロジェクト管理ツールの導入
プロジェクトの生産性向上には、適切な管理ツールの導入が不可欠です。
全体のスケジュール管理はもちろん、プロジェクトメンバーごとのタスク割り当てと進捗状況を一目で把握できるようになり、メンバーが個々に確認し合う時間を削減することができます。
また、どこでどのような問題が起きているかを、プロジェクトメンバー全員が把握できるため、業務の調整も行いやすくなり、プロジェクトの遅延を防げるなど、生産性向上が見込める取り組みの一つです。
asleadが提供する「Jira」は、主に開発現場向けのプロジェクト管理ツールです。
タスクの進捗を一目で把握できるのはもちろん、外部ツールとの連携も容易で、開発現場以外のビジネスシーンで導入されるケースも増えています。
情報の一元管理と検索ソリューション
情報が社内に散在している場合、必要な情報を探すだけで多くの時間が費やされ、生産性が低下することがあります。
このような場合、ナレッジ共有のためのツールや検索ソリューションを導入し、情報を一元管理することが有効です。
asleadでは、ナレッジの共有と組織の活性化を同時に実現できる、ナレッジ検索ソリューションの「aslead Search」を提供しています。
効率的な検索機能を構築することで、従業員が必要な情報にすばやくアクセスできる仕組みをつくります。
情報検索の時間を大幅に削減することで、業務効率を飛躍的に向上させ、生産性向上を実現する取り組みです。
アジャイル開発の導入
開発現場の生産性向上に有効な手法が、アジャイル開発です。
アジャイル開発では、短期間のスプリントで反復的に開発・テストを行い、迅速にフィードバックを取り入れることで、開発のスピードと品質を向上させます。
例えば、asleadが提供する「aslead Agile」は、コミュニケーション強化やツール導入のサポート機能を備えており、アジャイル開発の迅速な立ち上げを支援します。
適切なソリューションを活用することで、開発プロジェクトの成功率を高め、生産性向上が期待できます。
拡張オプションも備えており、自社の要望に合わせてカスタマイズができるのも嬉しいポイントです。
DevOpsの導入
アジャイル開発と同じく、開発現場の生産性向上につながるのが、DevOpsの導入です。
DevOpsとは、「開発(Development)」と「運用(Operations)」を組み合わせた造語で、開発チームと運用チームの協力体制を示す概念です。
DevOpsを実現すると、システムの開発から運用、保守までの一連の工程がスムーズに進み、生産性が向上します。
asleadでは、ソースコード・モジュール管理やCI/CDなどの機能を提供する「aslead DevOps」もご用意しております。
開発業務の効率化・自動化により、開発現場全体の生産性向上を目指せるでしょう。
AIコーディングの導入
開発現場での生産性向上には、AIコーディングツールの導入も効果的です。
AIコーディングツールは、プログラムのコード補完やバグ修正、チャットによるリアルタイムの説明・回答機能を備えており、開発者の負担を軽減し、スピードアップを支援します。
asleadが提供するAIコーディングアシスタント「Cody」は、開発者が必要なコードを予測して提案することで、手動でのコーディング時間を短縮し、コードの品質向上にも貢献します。
開発業務の一部をAIに任せることで、開発者はより高度なタスクに集中することができ、生産性の向上につながるでしょう。
ローコード開発ツールの導入
ビジネス現場の生産性とアジリティ(俊敏性)を高めるために、「ローコード開発ツール」の導入が注目されています。
ローコード開発ツールとは、専門的なプログラミング知識がなくても、ドラッグ&ドロップ操作で簡単にソフトウェアを開発できるツールです。
例えば、asleadが提供する「Mendix」は、アプリケーションの迅速な構築、デプロイ、運用保守をオールインワンで提供しており、開発の効率化に大きく貢献します。
さらに、ビジネスニーズに合わせた柔軟な対応が可能で、企業が必要な機能を迅速に実装できるのが魅力です。
ローコード開発ツールの活用は、特にリソースが限られた企業にとって、迅速かつ低コストで開発プロジェクトを進めるための有効な手段となるでしょう。
企業の生産性向上を実現するためのポイント
ここからは、企業が生産性向上を実現するための具体的なポイントについて解説します。
目標設定とビジョンの共有
生産性向上を達成するためには、具体的な目標を明確に設定し、それを全社で共有することが重要です。
目標が不明確であると、従業員のモチベーションが低下し、組織全体での一貫した取り組みが困難になります。
全員が同じ目標に向かって協力し合える環境を整えることで、企業全体で一体感が生まれ、生産性向上への取り組みが効果的に進むでしょう。
また、目標設定だけでなく、それを達成するための具体的なアクションプランを作成し、定期的に進捗を確認する仕組みを設けることもポイントです。
適切なツールの選定・導入
企業の生産性を向上させるためには、自動化ツールやプロジェクト管理ツール、コミュニケーションツールなどの適切なツールを導入することが求められます。
業務の種類やプロセスによって適したツールや機能が異なるため、慎重な見極めが必要です。
例えば、タスクの進捗を把握するために役立つプロジェクト管理ツールは、業務改善を目的とする場合、業務にかかった人員や時間などを分析できる機能が備わっているとより有効に活用できます。
また、セキュリティ要件の厳しいプロジェクトの場合、ビジネスチャットツールやドキュメント管理ツールは、オンプレミスに対応したものを選択するほうが良いでしょう。
従業員のエンゲージメント向上
従業員のモチベーションやエンゲージメントを高めることは、企業の生産性向上に直結します。
エンゲージメント向上には、テレワーク・リモートワークの導入だけではなく、適切な評価制度やフィードバックの仕組みを整えることも効果的です。
従業員が自身の貢献度を実感できる環境を作ることで、積極的に取り組む姿勢が育まれ、生産性向上につながります。
PDCAサイクルの徹底
生産性向上に向けた取り組みは、ツールの導入で終わりではありません。
導入したツールが実際にどの程度の効果を発揮しているかを定期的に検証し、改善を続けることが成功の秘訣です。
PDCAサイクルを回し続けることで、ツールや施策が企業に最適化され、生産性向上の取り組みを継続的に進めることができるでしょう。
初期導入時に期待した効果が得られていない場合には、設定を見直したり、追加機能を導入することで、さらなる改善を図ることができます。
生産性向上のための取り組みはasleadにご相談ください
企業の生産性向上は、ツールを導入するだけでなく、組織全体で協力しながら継続的に取り組むことが重要です。
すべての従業員が共通の目標に向かって取り組み、コミュニケーションを大切にしながら効率的に業務を進めることで、持続的な生産性向上が実現します。
また、導入したツールや施策の効果を定期的に検証し、改善点を見つけてPDCAサイクルを繰り返すことで、組織全体が成長し、より高い成果を上げることができるでしょう。
株式会社野村総合研究所(NRI)のasleadでは、企業の生産性向上を支援するために、最適なツールの選定、導入から運用まで一貫してサポートしています。
導入後のサポート体制も整えており、継続的な支援が可能です。自動化ツール、コミュニケーションツール、コラボレーションツールのほか、開発チーム向けのソリューションもご案内できますので、ぜひお気軽にご相談ください。