DXとAI時代のビジネスにおけるトータルサービス「aslead（アスリード）」とは？

現代のビジネス環境は、デジタルトランスフォーメーション（DX）と人工知能（AI）の発展により、大きな変革を遂げています。企業が持続可能な経営を実現するには、最新技術を効果的に活用することが不可欠です。

株式会社野村総合研究所（NRI）のaslead（アスリード）は、様々なITツール・ソリューションの提案から導入支援までをワンストップで提供し、DX・AI時代のビジネスをトータルサポートいたします。

この記事では、aslead（アスリード）が解決する企業の課題、おすすめのDX・AIツールについて解説します。

aslead（アスリード）とは

aslead（アスリード）は、株式会社野村総合研究所（NRI）の開発現場から誕生した開発管理統合サービスです。

「そのスピード・チームワークで明日をリードする」をコンセプトに、企業における業務品質の向上と、業務効率化による生産性向上を実現します。

NRIの豊富なノウハウを活かし、ITツールやシステムの選定から導入、運用まで一貫してサポートし、様々な業種への支援実績が豊富です。

また、開発現場だけではなくバックオフィスや営業、カスタマーサポートなど、幅広いビジネスシーンに対応したDX・AIソリューションを提案しています。

aslead（アスリード）が解決する企業の課題

aslead（アスリード）は、組織に「スピード」と「チームワーク」をもたらします。

具体的にどのような課題を解決するのか、いくつかの事例を紹介します。

AI活用による知識集約型へシフト

少子高齢化による労働人口の減少が社会問題となっている現代、企業の経営を持続可能なものとするためには、ビジネスモデルを「労働集約型」から「知識集約型」へシフトするのが望ましいと言われています。

「労働集約型」は業務の遂行に多くの人手を必要とするビジネスモデルであり、「知識集約型」は専門知識や情報を活用して高度な技術やサービスを提供するビジネスモデルです。

一般的に労働集約型のビジネスモデルは、デジタル化・自動化できる業務の範囲が限られるため、効率化を図りにくいと言われています。

しかし、知識集約型へシフトするためには、専門的知識の豊富な人材を確保しなければならず、容易ではありません。

そこでaslead（アスリード）では、AI活用による知識集約型へのシフトを提案しています。

DX・AIツールを活用して業務を効率化し、知識や情報を効果的に収集・分析することで、働き方改革や新たなビジネスの構築をサポートします。

働き方改革

aslead（アスリード）は、業務効率化を通じて作業時間の短縮を支援します。

長時間労働がなくなり、時間を有効活用できるようになれば、ワークライフバランスが充実するでしょう。

従業員は時間を有効に使うことで、仕事とプライベートのバランスを保ちやすくなります。「育児や介護と両立して働きたい」といった従業員のニーズにも対応しやすくなり、従業員満足度が向上することで、生産性向上にも寄与するでしょう。

コミュニケーション活性化

働き方改革の側面から、多くの企業でリモートワークが導入されています。

しかし、リモートワークには従業員間のコミュニケーションが希薄化し、チームワークが阻害されるというデメリットもあります。

aslead（アスリード）では、リモートワークのデメリットを払拭するため、コミュニケーションの促進やナレッジ共有に役立つツールの導入を提案しています。

チーム間の連携を強化し、離れた場所でもリアルタイムでのコラボレーションを可能にし、物理的な距離を感じさせないチークワークを育みます。

セキュリティ対策

DX・AI時代の企業経営では、企業の重要な情報資産をあらゆる脅威から守らなければいけません。

aslead（アスリード）では、ITセキュリティや信頼性を高めるためのシステム構築や、セキュアな環境でのITツール導入を支援しています。

データの安全性を確保し、外部からの脅威に対するセキュリティ対策を強化することで、安心して業務に取り組める環境を整えます。

持続可能な経営基盤の構築

aslead（アスリード）は、DX推進を通じて企業の生産性向上と競合優位性の確立を支援します。

最新の技術を活用し、業務プロセスを革新することで、持続可能な経営基盤を構築します。これにより、企業は長期的な成長を見据えた戦略を実行することが可能となります。

aslead（アスリード）が提案するDX・AIツールおすすめ23選

株式会社野村総合研究所（NRI）は、様々なITツールの提供元企業とパートナー契約を結んでおり、aslead（アスリード）はその導入支援やノウハウの提供、日本語での問い合わせ対応、技術サポートなどを行っています。

ここからは、aslead（アスリード）が提案するDX・AIツールについて、それぞれの特徴を説明します。

AI活用ツール

AI活用ツールとは、人工知能の技術を活用して業務の効率化・自動化を実現するためのツールです。

aslead（アスリード）では、開発現場の業務効率化に役立つ3つのAI活用ツールを提案しています。

Cody

「Cody」は、開発現場の作業効率を高めるAIコーディングアシスタントです。

Python、Go、JavaScript、TypeScriptなど、多くの主要なプログラミング言語に対応しており、コードを理解したうえで、その文脈に沿ったコードを出力します。

Codyを導入することで、より関連性の高いコード補完が可能になるほか、タイプミスの減少によってエンジニアのコーディング速度も向上するでしょう。

会社独自の閉域環境やプライベートクラウド上でも構築可能なため、セキュアな環境でのコーディング作業を支援してくれます。

Eggplant

「Eggplant」は、開発現場向けのテスト自動化ツールです。

AIと機械学習を駆使することで、従来の自動テストツールの課題に対処した革新的なツールとなっています。

Eggplantを導入することで、時間とコストの削減ができるとともに、高品質な製品を迅速に市場へ投入できるようになるため、企業全体のイノベーションが加速されるでしょう。

最高水準のビジュアル技術を用いることで、実装や環境に左右されず、ユーザの視点よりあらゆるシステム・デバイスのテスト自動化を実現してくれるのも、大きな魅力です。

Autify

「Autify」も、開発現場向けのテスト自動化ツールです。

セットアップ不要で誰でも簡単に使用できるノーコード仕様で、テスト自動化のハードルを低減し、開発サイクルの効率化と品質向上を実現します。

Autifyを活用すれば、AIがリリースの度に変更されるUIの変化を監視し、影響のあるテストシナリオを自動的にアップデートしてくれます。

また、壊れたテストスクリプトを手作業で一つずつ修正する必要がなくなるため、作業時間を大幅に短縮できるでしょう。

マネジメントツール

マネジメントツールは、プロジェクト管理や情報共有、コミュニケーションの活性化を目的としています。

aslead（アスリード）では、開発現場だけではなく、あらゆるビジネスシーンに役立つ4つのマネジメントツールを提案しています。

Mattermost

「Mattermost」は、企業向けに開発されたコラボレーションチャットツールです。

Atlassian製品をはじめとする他サービスとの連携などのカスタマイズ性にも長けており、業務効率化に役立つでしょう。

Confluence

「Confluence」は、より確実な情報共有のための情報集約の基盤を構築できる、ビジネス向けWikiツールです。

世界で60,000を越える企業に利用されているグローバルスタンダードなツールで、特にIT企業やソフトウェア開発現場での活用事例が豊富です。

Confluenceを活用すれば、これまで別々に保管されていたファイルの一元管理が可能となり、マニュアルや手順書などのナレッジ・ノウハウも効率よく共有できるようになります。

リアルタイムでの共同編集にも対応しており、リモートワークでの活用も可能です。

Jira

「Jira」は、世界で65,000を越える導入実績がある、グローバルスタンダードなプロジェクト管理ツールです。

開発現場に導入し、各プロセスの進捗状況を可視化することで、作業の高速化やパフォーマンス向上が期待できます。

カスタマイズ性にも優れており、ステータスの内容や文言、ワークフローなどを細かく設定できるのが魅力です。

システム開発現場向けのツールですが、営業チームやバックオフィス部門など、幅広いビジネス現場で導入されています。

Jira Software Management

「Jira Software Management」は、サービスデスクが抱える業務を効率化するためのITサービスマネジメントツールです。

社内外から発生する様々な問い合わせや依頼を一元管理し、顧客からのリクエストやインシデントを効率的に管理するなど、ITSM強化のための機能を備えているのが魅力です。

また、Jira Software Managementは、Jiraプラットフォーム上に構築されたツールのため、開発チームと運用チームのシームレスな連携も実現できます。

開発現場向けツール

開発現場向けツールは、システム開発における各プロセスを効率化・自動化するためのツールです。

aslead（アスリード）では、7つのツールを提案しています。

GitLab

「GitLab」は企業のDevOps実現をサポートする統合開発プラットフォームです。

DevOpsとは、ソフトウェアの開発チーム（Development）と運用チーム（Operations）が密に連携し、スピーディーかつ正確にエンドユーザーに届けるという概念を指します。

GitLabは、Gitリポジトリをホスティングし、計画、開発はもちろん、テストやリリース運用、監視といったDevOpsライフサイクル全般に対応しています。

通常、DevOpsの実現には複数ツールの運用が必要とされていますが、GitLabなら、単一のアプリケーションでオールインワンのソリューションが可能です。

GitLab Runner

「GitLab Runner」は、継続的インテグレーション（CI）と継続的デリバリー（CD）を実現するためのツールです。

GitLab Runnerを導入することで、ビルド、テスト、リリース、さらにはデプロイに関連するあらゆる種類のタスクを自動化できるようになります。

複数のジョブを同時に実行することで、開発スピードの短縮による市場競争力強化と開発現場の働き方改革にも寄与します。

GitLabのCI/CD機能との組み合わせでジョブを実行するため、ジョブの実行結果はGitLabの画面から確認することが可能です。

ATgo

「ATgo」は、ソフトインストールや環境設定等が一切不要なテスト自動化ツールです。

導入することで、WebシステムのUIテストやAPI（REST/gRPC）テストを高度自動化できるため、作業品質向上と開発現場におけるコスト削減につながります。

Windows、Mac、iOS、Androidなどであらゆるブラウザをサポートしており、CI/CD統合も可能です。

ローコードでの使用にも対応しているため、初心者のテスターやプログラマーにとっても使いやすいでしょう。

Delphix

「Delphix」は、データベース仮想化技術を活用した、開発現場向けのデータ管理ツールです。

Delphixを活用すれば、物理的データサイズを増やすことなく、データを高速に複製できるため、ストレージ利用効率が向上します。

重要データのマスキングによるセキュアなデータ活用を可能にしてくれるため、システム開発はもちろん、品質保証やマイグレーション、データ活用等のあらゆる業務効率化の実現につながるでしょう。

Vex

「Vex」は、Webアプリケーションの脆弱性を検査するためのDAST（Dynamic Application Security Testing）ツールです。

開発プロセスの初期段階で「Vex」を導入することで、テスト工程を前倒しで行えるようになり、品質や生産性の向上を目指すためのシフトレフトを実現できます。

また、VexはOWASP Top10にも対応しています。Webアプリケーションの一般的な脆弱性を網羅しているだけでなく、国産ツールならではのマルチバイト文字列の取り扱いに起因する脆弱性、フレームワーク固有の脆弱性など、独自の検査シグネチャが充実しているのも魅力です。

ビジネス現場向けツール

DX・AIツールは、開発現場だけではなく、人事や経理などのバックオフィス部門、営業や受付、カスタマーサポートなど、あらゆるビジネス現場での業務効率化に役立ちます。

aslead（アスリード）では、ビジネス現場で幅広く役立つツールを提供し、企業のDX化を推進します。

Miro

「Miro」は、オンライン上で活用できるホワイトボードツールで、付箋を貼る、図形を描くなどの様々な機能を搭載し、会議室にあるアナログなホワイトボードと同じように活用できるのが魅力です。

物理的に離れた場所からリアルタイムでコラボレーションできるため、リモートワークでのコミュニケーション活性化、議事録や営業資料作成の効率化に役立ちます。

Mendix

「Mendix」は、ローコードでアプリを開発・実装できる強カなプラットフォームです。

設計から動作確認までを完了できる設計駆動開発型のツールで、より早くアプリケーションを開発できます。

Excel・メールのやり取りを自動化したり、外部発注業務の集計業務を大幅に短縮したり、予算実績管理業務を効率化したりと、ビジネス現場での活用事例も多岐に渡ります。

マルチクラウド対応で、Webやモバイルに対応した画面を素早く開発できるのも魅力です。

あらゆる連携機能をサポートしているため、既存システムと連携させながら、段階的に導入することも可能です。

Elasticsearch

「Elasticsearch」は、社内でのナレッジ共有に活用できる強力なデータ検索・分析ツールです。

一元的に格納されたデータをスピーディーに検索できるのと同時に、より高度なデータ分析にも対応できます。

数値やテキスト、地理情報、構造化データ、非構造化データ、メトリックなど、様々な形式のデータに対応しているのが魅力です。また、セキュリティ分析やインフラ監視など、タイムセンシティブな用途にも適用できます。

他システムとの連携による活用事例も豊富で、生産性向上ツールとして幅広い部門で活用されています。

Elastic Stack

「Elastic Stack」は、Elastic社によってされる、データ検索・分析、データ可視化、ログ解析などのデータビジネスの多様なユースケースをかなえる製品群の総称です。

前述のElasticsearchも、Elastic Stackの一つです。

Elastic Stackは、Elasticsearch、Kibana、Beats、Logstashの4つで成り立っており、ビジネスシーンにおけるデータの活用をトータルでサポートします。

セキュリティ対策ツール

企業におけるDX推進を実現するうえで、セキュリティ対策は欠かせません。

aslead（アスリード）では、ランサムウェアや内部不正による情報漏洩など、様々な脅威に備えるセキュリティ対策ツールを提案しています。

OneTrust

「OneTrust」は、世界中で10,000社以上の導入実績を誇るプライバシーガバナンス構築支援サービスです。

事業部やプロジェクト単位で管理しているITシステムや資産、個人情報等を、OneTrustプラットフォーム上で一元管理できるようになり、個人情報の請求権対応やリスク評価等の業務を効率化・高度化できるのが魅力です。

また、OneTrustと外部ツールを連携させることで、自社の利用シーンにあわせたプライバシーガバナンスの構築・運用の自動化も実現できます。

ジョーシス

「ジョーシス」は、企業向けに開発されたSaaSの統合管理クラウドです。

従業員の入社から在籍、退社に伴って発生するITデバイスの管理、SaaSアカウントの発行・削除といったコーポレートITのアナログな業務を自動化できます。

社内で発生するシャドーIT※は、企業における情報漏洩リスクを高めます。

ジョーシスを導入し、SaaSアカウントを適切に棚卸しすることで、シャドーITによる情報漏洩リスクの低減に役立つでしょう。

※企業や組織において、管理部門の許可なく使用されている情報システムやソフトウェア、クラウド利用のこと

HashiCorp Vault

「HashiCorp Vault」は、シークレット情報の一元管理と、機密性の高いデータの保護を実現する、キーソリューションです。

クラウド環境を含むゼロトラストのアイデンティティブローカーとして機能するため、企業の安全かつ効率的なクラウド運用を実現できます。

様々なシークレットが様々な場所に分散して管理され、コントロールが不能になると、情報セキュリティ事故が起こるリスクが高まります。

HashiCorp Vaultは、シークレットを集中管理し、アイデンティティに基づいてアクセスを制御するため、セキュリティリスクの低減に役立ちます。

HashiCorp Terraform

「HashiCorpTerraform」は、サーバーやネットワークなどのシステムインフラでIaC（Infrastructure as Code）を実現する自動化ソリューションです。

IaCを実現すれば、コード化によってセキュリティを向上するとともに、作業ミスによるリスクの発生も未然に防ぐことが可能です。

HashiCorpTerraformは、マルチクラウド（AWS、Azure、GCP等）に対応したツールであり、特定のクラウドベンダーに依存しないシステムインフラの構築が可能な点も魅力です。

aslead（アスリード）はDX時代のビジネスをトータルサポート！

DXとAI時代のビジネスにおいて、企業の競争力を強化し、業界内での優位性を高めるためには、デジタル技術の活用が不可欠です。

ITツールの導入やシステムの構築により、持続可能な経営を目指しましょう。

株式会社野村総合研究所（NRI）の開発現場から誕生したaslead（アスリード）では、企業のDX推進に寄与する様々なツール、業務効率化や情報セキュリティの強化、定型業務の自動化など、あらゆるニーズに対応するソリューションを提供いたします。

自社のノウハウを基に、ツールの選定から導入支援、運用後のサポートも一貫して対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。