Confluence(コンフルエンス)は、世界で60,000を超える企業で利用されるグローバルスタンダードな企業向けwikiツールです。そのため、英語や日本語、ドイツ語、フランス語、中国語など、さまざまな言語に対応しています。
英語表示がデフォルトですが、管理者の設定によって、すべてのスペースの言語を「日本語」に設定することも可能です。
そこで今回は、Confluenceの日本語設定のやり方、手順について解説します。
Confluence(コンフルエンス)を日本語表示する手順
日本の企業内やチーム内での情報共有を目的にConfluenceを導入する場合、日本語表示に設定して利用するのが一般的です。
デフォルトの言語は英語のため、以下の手順で管理者が日本語表示設定を行いましょう。
Confluence(コンフルエンス)の日本語検索の設定手順
Confluence 日本語検索の精度を上げるには、インデックス作成言語を「CJK(中国語(簡体字・繁体字)・日本語・韓国語)」または「カスタム日本語」に設定しましょう。
CJKとカスタム日本語の違い
CJKとカスタム日本語には、以下のような違いがあります。
CJK | 検索文字列を2文字ずつ分割したうえで検索 例:「東京都に住んでいます」→「東京」「京都」「都に」「に住」「んで」「いま」「ます」 |
カスタム日本語 | 検索文字列をある程度意味のあるまとまった文節で分割 例:「東京都に住んでいます」→「東京都」「に」「住んで」「います」 ※ただし、辞書中の語彙に依存するため、上記の文節とは違うところで分割される可能性もあります |
Cloud 版の設定
Confluence Cloud版でインデックス作成言語を変更できるのは、システム管理者のみです。
システム管理者以外がインデックス作成言語の変更する場合は、Altassian サポートへの問い合わせが必要です。
システム管理者がインデックス作成言語を変更する場合は、以下の手順で行います。
- 右上のメニューバーから「設定」を選択します。
- サイドバーの「設定」から「一般設定」の「編集」を選択します。
- 「書式と他言語対応の設定」のドロップダウンリストから「インデックス作成言語」を選択します。
- 「CJK」または「カスタム日本語」を選択し、保存します。
Server版の設定
Confluence Server版では、「ユーザー辞書」を設定することで、日本語検索の精度をさらに高めることができます。
ユーザー辞書の設定手順は、以下の通りです。
- インデックス作成言語を「カスタム日本語」に設定します。
- txt ファイルを以下のフォーマット(カンマメイン)で作成します。
例 東京,特許,許可 - 上記ファイルを
/shared-home/config/ に配置します。 - コンテンツインデックスの再作成を行います。
例えば「東京特許許可局」のような長い文字列を検索する場合、「東京」または「特許」で検索しても「東京特許許可局」がヒットしないことがあります。
ユーザー辞書設定を行うことで、長い文字列の日本語検索の精度を上げることが可能です。
Confluence(コンフルエンス)を導入するメリット
Confluenceは、企業内やチーム内でバラバラに管理されている情報を一ヶ所に集約し、蓄積するために有効なツールです。
情報の修正や更新も簡単にできるため、作業の効率化を図ることができます。
言語を日本語に設定することができ、日本語でのサポートも受けられるため、スムーズな導入を実現できるでしょう。
ここからは、Confluenceを導入する主なメリットについて紹介します。
情報の一元管理を実現
本来は企業内やチーム内で共有すべき情報も、メールやチャット、個人のパソコン、クラウドなど、あちらこちらに散らばってしまい、欲しい情報を探し出すだけで時間がかかる場合があります。
Confluenceを導入してすべての情報を一元管理すれば、最新の情報を社内全体で共有することができ、作業の効率化を図れます。
リモートでの情報共有が可能
Confluenceは複数人で同時に編集することができ、離れていても一つの場所で作業をすることができます。
リモートワーク中のメンバーともコラボレーションが可能で、情報共有も容易に行うことができます。
テンプレートが豊富
Confluenceには、ミーティング議事録やマーケティング計画書などの作成に役立つ豊富なテンプレートが用意されています。
テンプレートを活用することで、簡単に書類作成できるだけではなく、メンバー全員が同じテンプレートを使用することで社内文書の標準化も可能です。
カスタマイズ・他ツールとの連携も可能
Confluenceには、3,000種類を超える豊富なプラグイン・アドオンが提供されており、必要に応じて柔軟な機能追加が可能です。また、自社の運用フローに合わせて自由にカスタマイズすることができ、JiraやMattermostなど、他ツールとの連携もできるため、多彩な使い方ができるのが魅力です。
Confluence(コンフルエンス)導入に関するお問い合わせ
株式会社野村総合研究所は(NRI)は、Atlassian社の最高のトレーニング基準を満たしたPlatinum Solution Partnerに認定されており、NRIのグループ会社を含めて約3万名でのAtlassian製品利用実績がございます。
豊富な運用実績のノウハウを活かし、Confluenceを最大限に活用できるようサポートを行っています。
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