Columnコラム

キッティングとは?
作業内容や基本の流れ、楽にする方法も紹介

2023年06月2日

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パソコン(PC)やタブレットなどの導入や入れ替え時に行うキッティング作業は、台数や頻度によっては時間や手間がかかり、作業場所や保管場所を確保する必要もあります。
時期によっては大量のキッティングが必要になることもあり、苦労している企業も多いのではないでしょうか。
今回は、キッティング作業の基本的な内容や流れ、楽にする方法を紹介します。

キッティングとは

キッティングとは、業務で使用するパソコンやタブレットなどの端末に、必要なソフトウェアのインストールや各種設定、資産管理やセキュリティ対策を行う作業のことです。 
新たに購入した端末の初期設定を行うだけではなく、端末の入れ替えや入退社に伴う対応も必要なため、企業によっては数十台、数百台分のキッティング作業を行うこともあります。

キッティング自体は単純な作業ではあるものの、端末1台あたり1~3時間ほどかかるケースが多く、重い端末を持ち運ぶ必要もあるため、「きつい」と感じる人も多いようです。 
また、業務で必要な日までに作業が完了していなければ、業務に支障をきたす可能性があるため、特に大量のキッティング作業を行う場合は、計画的に進める必要があるでしょう。 

キッティング作業の内容・基本的な流れ

続いては、キッティング作業の内容と流れを解説します。

  • ①開梱後、端末に電源を入れる
  • ②キーボードやマウスを接続する
  • ③BIOSのインストール・アップデート
  • ④OSのインストール(Windows/Macなど)
  • ⑤アカウントやネットワークの設定
  • ⑥業務で使用するソフトウェアのインストールとライセンス認証
  • ⑦ウィルス対策ソフトなどのセキュリティ設定
  • ⑧すべての設定および動作の確認
  • ⑨試算管理台帳への登録
  • ⑩端末に管理用ラベルを貼る 

キッティングの流れを一つずつ見ていくと、作業自体はそれほど難しいものではないことが分かります。
しかし、上記の手順を端末1台ごとにすべて行わなければならず、必要な設定以外にも開梱や運搬、ごみの処分など、意外と手間がかかる作業です。
  また、企業によっては部署ごとに使用するソフトウェアが異なったり、クラウドサービスやSaasのアカウント設定が必要なケースもあるため、ミスのないよう確認しながら進めなければいけません。

キッティング作業の注意点

社内で情報システム部門の社員などがキッティング作業を行う場合は、通常業務が滞ることがないように、事前にスケジュールを組んで進めましょう。

特に新入社員が使用する端末のキッティングは、準備が遅れると入社日にパソコンが使えないという事態に陥ってしまいます。
たくさんの新卒社員が入社する4月には、数十台、数百台のパソコンのキッティング作業が必要になる企業も多く、計画的に進めておかなければ間に合わなくなる可能性もあるでしょう。

さらに、キッティング作業は同じ手順を繰り返し行うことになるため、人的ミスが起こりやすいのも注意点の一つです。
設定ミスやソフトウェアのインストール漏れがあると業務に支障をきたしてしまうため、作業後の確認・チェック体制を整えておくことが望ましいと言えます。

また、セキュリティ対策が不十分なパソコンで業務をスタートしてしまうと、マルウェア感染などの被害に遭うリスクもあり、1台の端末だけではなく企業全体に影響を与える可能性もあるため、キッティングでしっかりと対策を行うことが重要です。

きついキッティング作業を楽にする方法

新卒社員が入社する4月の時期や、社内のデバイスの一斉入れ替えを行うタイミングでは、一度に大量の端末のキッティング作業を行わなければいけません。
そうでなくても、「きつい」「つらい」と言われるキッティング作業なので、できれば楽な方法で行いたいと考える方は多いでしょう。

ここからは、大量のキッティング作業を楽に行うおすすめの方法を2つ紹介します。 

クローニングを行う

クローニングとは、クローン元となるマスターPCを作成し、それを複製することでキッティングを楽にする方法です。
マスターPCの設定が完了すれば、それを別のパソコンにコピーするだけなので、作業品質を均一に保つことができ、大量のキッティング作業も短時間で行うことが可能です。

クローニングは、キッティングをする複数の端末の機種、行うべき設定が同じ場合に適した方法です。
複数台の端末のキッティング作業を一度に行えるため、効率良く作業を終わらせることができます。

ただし、キッティングが必要な端末の機種がバラバラな場合や設定内容が多岐に渡る場合は、個別に手作業をしたほうが良いケースもあります。 

アウトソースをする

最近では、キッティング作業をアウトソースする企業が増えています。

キッティングは、定型作業の繰り返しが基本のため、アウトソースしやすい作業でもあるのです。
アウトソースすることで、情報システム部門の負担軽減につながり、人的ミスを防げるなどのメリットもあります。
社内の人員や作業スペースを確保する必要もありません。

大量のキッティング作業だけではなく、パソコン1台から対応可能なアウトソース先も増えており、業務効率化を図るための有効な手段として注目されています。

キッティング作業のアウトソースや資産管理は「ジョーシス」で

キッティング作業のアウトソースや資産管理には「ジョーシス」がおすすめです。

ジョーシスは、端末の購入からキッティング作業、退職者のパソコン回収、保管、再キッティングまで、入退社業務を丸ごとアウトソースできるサービスです。
不要になった端末の下取りや廃棄にも対応しているため、社内の情報資産はすべてジョーシスで一元管理が可能です。

また、定型的なキッティング作業は自動化・標準化することで、作業漏れや無許可で使用しているソフトウェア(シャドーIT)を検知することができます。
資産管理台帳はクラウド上で自動的に作成・更新されるため、非効率なアナログ管理からも脱却できるでしょう。

クラウドサービスやSaaS製品のアカウント管理もできるため、入退社や部署移動に伴うアカウントの作成や削除、パスワードの変更などは、ジョーシスを通じて迅速かつ簡単に行えます。

さらに、ジョーシスはセキュリティ対策も万全です。
従業員が安全なパスワードを使用するようにサポートを行うほか、退職者による不正アクセスも検知します。
回収した端末は、独自のデータ消去システムと二重・三重のチェック体制により、確実なデータ消去が可能です。また、万が一データ消去ができない場合は、物理破壊により情報漏洩は発生しません。

ジョーシスを提供するジョーシス株式会社は日本企業なので、迅速なサポートが可能です。
株式会社野村総合研究所(NRI)は、ジョーシス導入の総合的な支援を行っています。
導入時のお困りごとなどは、担当営業が一緒に解決のお手伝いをいたしますので、まずはぜひお気軽にお問い合わせください。

https://aslead.nri.co.jp/products/josys/

キッティング作業のアウトソース・ジョーシスに関するお問い合わせ

キッティング作業を社内で行うには、台数にあった人員と場所を確保したうえで、ミスのないよう手順に沿って確認をしながら進めなければいけません。
新卒社員の入社やパソコンの入れ替えなど、台数が多いときはもちろん、頻度が少ない場合も通常業務をこなしながら行うことになるため、スケジュール管理が重要です。 
また、資産管理と合わせてソフトウェアの利用状況、アカウント管理なども行わなければならず、入退社や部署移動に伴う設定変更を適切に行わなければ、シャドーITの発生や不正アクセスによる情報漏洩にもつながり兼ねません。 
キッティング作業の効率化や安全で確実な資産管理を行うには、アウトソースを活用するのもおすすめです。

NRIは、ジョーシス社と販売代理店契約を締結し、導入支援を行っています。
キッティング作業のアウトソース、ジョーシスに関する詳しい内容やご質問は、​NRIまでお気軽にお問合せください。

ジョーシスの詳細に関しては、製品ページをご覧ください

ジョーシス製品ページはこちら

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