Case導入事例

【米・Galois 社】
全社コラボレーションを目指し、
GaloisがMattermostを選択

2021年12月10日

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NASAや国防総省をはじめ米国政府の中枢機関に各種サービスを提供するGaloisの専任担当チームは、最新のセルフホスト型コミュニケーションを求めてJabberからMattermostに移行しました。豊富な機能を搭載したメッセージ・プラットフォームにより、スタッフ間の連絡や複雑な問題解決の簡略化・高速化を実現し、さらにIT部門による自社データの管理も容易になりました。

※本記事は、Mattermost社HP「Galois selects Mattermost for company-wide collaboration」を翻訳したものです。

企業プロフィール

Galoisは、高度な研究開発を通じて、コンピュータサイエンスとサイバーセキュリティをめぐり顧客が抱える困難な問題解決を支援するテクノロジー企業です。1999年に創業した同社はオレゴン州ポートランドに本社を構えています。

Galoisは、NASAや国防総省をはじめ米政府機関と協力しています。ワシントンD.C.に本拠を構える多くの顧客に対応するため、Galoisは、バージニア州アーリントンに設けたサテライトオフィスに加え、先ごろオハイオ州デイトンにも第3のオフィスを開設しました。

課題

広大な国土の反対側にオフィスを開いてみると、それまで使用していたJabberのビジネスメッセージツールが、もはや自社ニーズに対応できないことが明らかになりました。

「当社には、大陸を挟んだコラボレーションを簡単に行えるような手段がありませんでした。」ITシステム管理者のDan West氏は、そう回想します。

Galoisには70人の従業員がいますが、同社は従来型の管理構造を採用せず、各プロジェクトの担当リードがチームをまとめながら作業を進めています。

このため複雑な問題も管理職なしで解決せねばならず、従業員には効率的なコラボレーションスキルが求められます。こうしたGaloisに必要なのは、多様なサードパーティーを統合し、ウェブ経由のサポートを提供し、オフラインで通知を送信し、会話の履歴を容易に検索できるような直操操作によるユーザーインターフェイスを搭載した最新型のメッセージ・ソリューションでした。

さらにSlackを使い慣れた従業員のために、同じような機能を提供できるプラットフォームを選択することも重要でした。また同社が扱う業務の機密性にかんがみて、オンプレミスのソリューションであることも必須条件となりました。Slackはホスト型サービスでしか利用できなかったため、Galoisに残された選択肢は、旧型のJabberを使い続けるか、他のプラットフォームを探すことでした。

「当社にとってセキュリティとプライバシーはきわめて重要な要素です。このためオフサイトのホストを選ぶことはありえませんでした。」West氏は言います。

Galoisは、エンジニアと他の従業員が同じ情報を共有でき、コラボレーションを行える新たなソリューションを探していました。Galoisに必要なのは、何よりも自社の従業員が実際に使用したいと思える豊富な機能を備えたメッセージ・プラットフォームであり、顧客の政府機関によるプライバシー要件を遵守するため自社のIT部門が完全にプラットフォームを管理できることも重要でした。

解決策

この当時、Galoisはソフトウェア開発をめぐるコラボレーション機能の改善を目指してGitLabを導入したばかりでした。当時GitLabも、オープンソースコードをもとに構築したエンタープライズグレードのメッセージ・ソリューションであるMattermostのプラットフォームと自社ソフトの統合を開始したところでした。こうした経緯からMattermostプラットフォームの特性を熟知していたGaloisは、2016年3月にWired誌に掲載された記事に後押しされたこともあり、Slackに代わるソリューションとしてMattermostの試験運用を決断しました。

ほどなくしてGalois社内でMattermost導入への機運が高まり、プラットフォームの機能に満足した同社は、4か月後にMattermostの本格導入に踏み切りました。

初期設定は簡単で、わずか1〜2時間で完了しました。Mattermostは導入後ただちにGaloisの期待に応え、同社は、最終的にプレミアム機能にアクセスするためのアップグレードを行いました。

「導入直後はGitLab OmnibusパッケージにバンドルされていたMattermostバージョンを使用していましたが、最終的には、LDAP認証とエンタープライズサポートを利用するためにMattermost Enterprise Editionへ移行しました。」West氏は言います。

Galoisはさらに、開発担当者にコマンドラインへのアクセスを提供したいと考えました。このためMatterIRCDなど他のオプションを検討したエンジニアチームは、現在ではMatterhornとして知られる独自のMattermostコマンドラインクライアントを構築することになりました。

「これは、コミュニティ統合の有効性や、エンドユーザーがワークフローに合わせた新機能を開発する手段を示す理想的な実例です。」West氏は言います。

現在Galoisでは、JenkinsをMattermostに統合してプラットフォーム機能をさらに拡張しています。

成果

現在、Mattermostは、Galois社内のエンジニア、財務、業務の各部門はもとより外部の協力企業にも広く普及しています。

Galoisはすでに、Mattermost導入の大きな投資効果を実感しています。従業員はエンドレスなEメールのやりとりに時間を割くかわりに、どこにいても同僚たちと生産的なコラボレーションを行えるようになりました。

「Mattermostは簡単に使えて、新しいクライアントを理解する必要がないので、より多くの人を巻き込むことができます。」West氏はそう語ります。

業務上の活用に加え、従業員はMattermostのソーシャルな面も存分に活用しています。Galois社内に40種あるMattermostチャンネルの大半は業務関連ですが、ビデオゲームや多様な趣味に関する専門チャンネルもあり、従業員の人間関係の充実や企業文化の維持に役立っています。

オフラインでメッセージや通知をやりとりできる機能も好評で、従業員は、無限に続くEメールのスレッドを検索する必要がなくなったことに満足しています。

「電子メールは時間の余裕がある時にしか目を通せませんが、」とWest氏は説明します。「Mattermostに移行してからは、リアルタイムのチャットが活発に交わされています。」

Galoisの従業員が特に実感しているのが、Mattermostのファイル共有機能の利便性です。文書をサーバーに上げてリンクを共有するかわりに、Mattermostのインターフェースに直接ドロップするだけで、チーム内でただちに情報を共有できるからです。

さらに、MattermostはIT部門が小規模な問題を解決する際にも役立っており、従業員は、チケットを送信するかわりにWest氏にじかに連絡してくるようになりました。「小さな問題ならば、その場で解決できるからです。」

社内事情を素早く知るため、新入社員にもMattermostの活用が指導され、業務に関するチャンネルに目を通し、簡単な自己紹介を掲載することが推奨されています。

「ログインして最初に目にする情報のひとつで、従業員に新人を紹介するために非常に役立っています。」West氏は言います。「リンクをクリックすればオフラインですぐに情報を閲覧できます。」

Mattermostの導入により、Galois社内に分散した多様な部門が同じ情報を共有し、日常業務で生じる複雑な問題を簡単に解決でるようになりました。

Galoisについて

Galoisは、クリティカルシステムの安全性と信頼性に重点を置き、高度なコンピュータサイエンスに関する研究開発を行う企業です。1999年に創業した同社は、オレゴン州ポートランドに本社を、バージニア州アーリントンとオハイオ州デイトンにサテライトオフィスを構えています。

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