Columnコラム

アトラシアンがサーバ製品の販売を終了。
クラウド移行だけじゃない? とるべき対応策とは

2020年12月20日

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2020年10月、アトラシアン社がサーバ版製品の販売中止についてアナウンスしました。「クラウドファースト」を目指す同社の取り組みの一環として行われるもので、今後サーバ版製品のライセンス販売、プラグイン販売などを段階的に縮小し、2024年2月に最終的にサポートを終了するという内容です。Jira Software、Confluenceをはじめとする同社ソフトウェアは、日本ではサーバ版製品が広く浸透しており、数多くの開発現場が影響を受けることになります。

現在、サーバ版、データセンタ版、クラウド版の3つのライセンス形態で提供されているこれらの製品は、今後はクラウド版とデータセンタ版に集約されていくことになります。
サーバ版製品のユーザが懸念しているのは、自社の要件で別のライセンス形態に移行できるのか、また、その場合のコストはどうなるのか、という点でしょう。安全かつ費用対効果の出る移行を実現するためには、慎重な見極めが必要です。うかつに選択すると、思わぬ落とし穴が待ち構えているかもしれません。

本記事は、サーバ版ライセンスでアトラシアン製品を利用しているユーザのための移行ガイドです。サポート終了に至るまでのマイルストーンから、適した移行先の選び方までをまとめました。今後の方針を検討中のサーバ版ユーザは、ぜひ、ご一読を。

マイルストーン ─サポート終了までの見通し─

サポート終了となる2024年までに、製品に関連するサービスは段階的に縮小されていきます。最初の動きは2021年2月2日、新規サーバ版製品の販売停止です。同時に保守料の改定が行われます。

この後、2022年2月2日にユーザ数の拡張をすることはできなくなります。サポート終了は、そこから2年後の2024年2月2日。これでアトラシアンによるサーバ版製品の取り扱いは完全に終了となります。

サーバー版販売終了までのマイルストーン

図:サーバー版販売終了までのマイルストーン

クラウドなのか、データセンタなのか? それとも……

サーバ版製品のユーザが今後もアトラシアン製品の利用を継続するためには、クラウド版、または、データセンタ版への移行が必要になります。ここでは、両者のメリットとデメリットを整理してみましょう。

クラウド版への移行

アトラシアン製品のクラウド版を選択するメリットについて、「サーバ不要」、「初期費用の負担が少ない」、「最新バージョンが手軽に利用できる」といった、一般的なクラウド/サブスクリプションモデルのメリットがやはりあてはまります。ここでは、詳しく解説する必要はないでしょう。

なお、「クラウドファースト」を掲げるアトラシアンは、サーバ版製品のユーザに特典プログラムを用意するなどして、クラウド版への移行を強く支援しています。例えば、移行期間中のサーバ版とクラウド版のライセンス重複期間については、コスト面での優遇措置がとられます。このほか、大規模ユーザに対する優遇措置なども併せて提供されています。

クラウド版のデメリットとしては、プラグインの問題が挙げられます。サーバ版製品に用意されていた豊富なプラグインのすべてが、クラウド版に備わっているわけではありません。また、プラグインが用意されていたとしても、既存のデータが正しく移行できるかどうか、は保証されません。プラグインに関する移行の可否は、各プラグインベンダへの確認が必要です。

オンプレミスと比較すれば、クラウドサービスに自由度の低さがある点は否めません。これが障壁になり、移行が不可能になるケースも予想されます。これまでサーバ上で作り込みながら利用してきたというケースでは、移行後のクラウド上で、それらを再現するためには工夫が必要です。

このことから、複数のプラグインを利用中で、さらに、関連する情報資産を大量に保有するユーザや、スクラッチで作り込みを行い、カスタマイズを重ねて利用してきたユーザは、クラウド版への移行が高リスクだということが窺えます。

データセンタ版への移行

自由度の高いオンプレミスでの構築を可能にするのが、データセンタ版への移行です。スクラッチでのカスタマイズも可能で、マルチノード、冗長構成にも対応しています。大規模環境でカスタマイズしながら、安定的にアトラシアン製品を利用していきたいという場合には、データセンタ版への移行がより適しているはずです。

なお、データセンタ版のデメリットとしては、クラウド版と同様に一部のプラグインの非対応が挙げられます。また、最小利用単位が500ユーザとなっているため利用ユーザ数によっては費用対効果の見極めが必要です。

移行できないというケース

様々な理由から、クラウド版もデータセンタ版も選択できないという場合には、バージョンアップせずに、そのまま使い続けるという選択肢しかないでしょう。このケースでは、今後、何らかのトラブルが発生した場合、対応が極めて困難になることが予想されます。メーカーのサポートなしで継続利用するリスクには十分留意しつつ、今後の対応について慎重に検討してください。

サーバー版ユーザーの今後の選択肢

  • クラウド版に移行

    メリット
    • SaaSのため運用負担なし
    • 移行の各種支援が豊富
    デメリット
    • 一部プラグインの提供なし
    • カスタマイズの自由度が低い
  • データセンター版に移行

    メリット
    • オンプレミスでの構築が可能
    • マルチノードでの構築が可能
    • スクラッチでのカスタマイズが可能
    • 条件によっては移行が容易に
    • 移行の各種支援が豊富
    デメリット
    • 一部プラグインの提供なし
    • 中小規模の対応なし(最小構成:500ユーザー)
  • サーバー版を継続利用?

    メリット
    • データ移行が発生しない
    • スクラッチでのカスタマイズが可能
    デメリット
    • ユーザー数の拡張不可
    • プラグイン購入による機能拡張が不可に
    • アップデートによるバグの修正ができなくなる

本当に移行できるのか? まずは、NRIの無料相談で確認しよう

正解はクラウド版なのか、データセンタ版なのか──。選択肢は理解したが、自社にとっての正解がわからないという方は、専門家に相談するのも1つの手です。知見のない状態で早急に結論を出してしまうのは危険です。

データセンタ版へのライセンスコードの付け替えによる移行はまだしも、それ以外の手法を選んだ場合、特に、クラウド版への移行の難易度はかなり高いものになります。なお、NRIではサーバ版製品のユーザのために、様々なメニューを用意して移行を支援しています。

NRIは、アトラシアンの国内プラチナパートナーとして、多くの企業ユーザの製品利用をサポート中です。取り扱い開始以来3年間で、すでに大企業を中心に50社以上の導入実績を保有。また、現在は自社でも製品導入を行っており、パートナー企業を含む2万ユーザという大規模環境での運用を行っています。開発については、社内に多くの知見が積み重ねられており、そのノウハウをお客様となる企業に適宜提供することが可能です。

現在、アトラシアン製品のクラウド・データセンタ移行については、無料で相談を受け付けています。サーバ版製品の現在の利用状況をヒアリングし、どのような移行が可能なのか、また、移行コストはどうなるのか、将来必要なコストはどれほどかなど、お悩みについて具体的に回答します。

アトラシアン製品をよりよい環境で使い続けるために、ベストな移行の手段の提案をお求めならば、まずは、豊富な知見を持つNRIに、お気軽に相談ください。

Atlassian サーバ版からの移行なら、asleadにお任せください

asleadではaslead Team Managementをはじめ、Atlassian製品を活用したサービスの開発・導入実績を豊富に持っています。お客様に合わせた最適なご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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