Case導入事例

aslead Team Managementの導入事例
【証券会社向けシステム開発現場様】

2023年5月2日

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株式会社野村総合研究所(NRI)の開発現場から生まれたチームマネジメントソリューション「aslead Team Management」は、3つのツールと5つの機能でチーム力を最大化し、現場の生産性向上につなげます。
今回は、2018年にaslead Team Managementを導入いただいた某証券会社システム開発現場のS様に、当時のNRI担当者から現在の状況についてお話をうかがいました。

導入から5年、現在の状況は?

(NRI担当者)
弊社のaslead Team Management を導入いただき、ありがとうございました。
2018年の導入から5年経過しましたが、現在の状況はいかがでしょうか?

(S様)
導入当時は色々なサポートをいただき、ありがとうございました。
あれからもう5年も経ったんですね。

当時は1,000人以上の規模で複数チームを横断するプロジェクトを行っていて、20チーム弱のメンバーとその他にパートナー様も複数いて、チーム間でのコミュニケーション課題を抱えていました。
特に、ほとんどのタスクをExcelでアナログ管理をしていて、チームごとにフォーマットも保存場所も違っていたので、今考えると非常に非効率だったなと思います。

今やJiraはもちろん、ConfluenceとMattermostも現場にとって欠かせないツールとなっています。
特に、導入後しばらくしてコロナ禍となり、リモートでの作業が増えたときには、aslead Team Managementを導入しておいて本当に良かったと感じました。

Jiraでタスク管理ができるだけではなく、Mattermostを導入してチャットでやり取りをしたり、情報はすべてConfluenceに蓄積できるようになったので、コロナ禍でリモートワークがメインになった時期も、それほど混乱したり、業務効率が落ちることはなく、スムーズにコミュニケーションが図れていたと思います。

当時の状況を振り返ってみて

(NRI担当者)
現在もaslead Team Managementをご活用いただけているようで良かったです。
導入当初は大変なこともあったのではないでしょうか。

(S様)
そうですね。当時は複数チームを横断するプロジェクトであっても、タスクはチームごとにExcelで管理していました。
それが原因だったのかもしれませんが、チームごとの村文化が生まれていて、隣のチームであっても状況が把握できず、もちろんノウハウも共有されずに、人材の流動性もないという状態でした。

当時はチームごとの状況や進捗を確認するために、会議室に集まってミーティングをするか、またはメールで問い合わせをしていました。
また、チーム間での依頼もExcel+メールで実施していて、自チームのタスクとチーム間の問い合わせで別のExcelで管理するために非効率になり、チーム間の問い合わせを見落とすことも発生していました。
そのため、ほかのチームに問い合わせをしても、返事がくるのが3日後ということも当たり前にあったので、チーム間の共有を迅速かつスムーズに行うことが最優先課題だと感じていました。

そこで、複数チームを横断するプロジェクトで便利に使えるツールは無いかと検討したところ、NRIさんのaslead Team Managementというサービスをご提案いただき、導入しようと決めました。

(NRI担当者)
aslead Team Managementの導入を決めた理由はどこにありましたか?

(S様)
単にツールを導入するだけではなく、すでにノウハウを持ったNRIさんのサポートを受けられる点が大きかったです。

Excelのアナログ的なタスク管理であっても現場の業務は回っていたので、当初、実はあまり課題を感じていないチームも多かったのです。
導入にあたって、NRIさんが複数のチームにヒアリングをしてくれて、「まずはJiraで問い合わせ機能を作ってツールに慣れてもらおう」という提案をしてくださったのが、とても良かったかなぁと思います。

(NRI担当者)
Jiraのリンク機能を使って、チーム間でのやり取りをチケット管理できるようにしたんでしたね。
NRI製のプラグイン機能を活用して、Jira上で対象チームを選ぶと自動でチケットが切られるようにしたり、ダッシュボード機能を使って問い合わせの状況が一目で分かるようにすることで、業務効率化を図れればと思い提案させていただきました。

これらは実際にNRIの開発現場でも使用している機能で、「問い合わせ状況の可視化」「担当チームの対応状況の可視化」をすることで、対応スピードの向上や対応漏れの軽減、複数チームから同じ問い合わせが何度も行われないなどのメリットがありました。

(S様)
そうですね。あとは、それまで問い合わせ内容をExcelに記載して、それをメールで送付するという流れで他チームへ依頼していましたが、それがJiraだけで完結できるというのは大きかったです。

特にExcelの場合、他のメンバーがファイルを開いて作業をしていると、他のメンバーはその作業が終わってからでないとExcelに入力ができない「ロック待ち」という状態がたびたび発生していて、業務効率を下げていました。
Jiraを導入してからはロック待ちがなくなったので、それだけでも作業時間の短縮につながったと思います。

当時のメンバーの反応

(NRI担当者)
aslead Team Management導入当時、メンバーの反応はどうでしたか?

(S様)
長く続けてきたやり方を変えるというのは、どうしても億劫になってしまうもので、正直に言って面倒臭いという人もいましたし、Excelでいいじゃないかという声もありました。

ですが、最初に一人「これは便利だ」と言ってくれるメンバーが現れてからは、全体に浸透するのは早かったと思います。
まずはそのチーム内にaslead Team Managementが浸透して、チームメンバー全員がJiraでタスク管理をしたり、Mattermostでコミュニケーションをとるようになりました。
すると、他のチームにも次々と伝わっていき、次第に複数チームを横断する情報共有やナレッジ共有がされるようになったのです。

Confluenceには全チーム共通ページが出来上がっていて、プロジェクトを進行するうえでまずは目を通しておきたいページなど、人気ページも生まれていました。

今ではほとんどの管理はJira、Confluenceで行っていて、Mattermostでコミュニケーションをとっています。
一部、Excel管理も残ってはいるものの、圧倒的に業務効率が上がったと感じています。

NRIの導入支援はどうでしたか?

(NRI担当者)
aslead Team Managementの導入効果があったようで、安心しました。
当時はNRIから3名導入サポートに入らせていただきましたが、今振り返ってみて「ここが良かった」「もっとこうして欲しかった」などがあれば教えていただけますか?

(S様)
ただ単にツールを導入しただけでは、今のような運用ができるようになるまでに、時間がかかってしまったのではないかと思います。

当時はそれぞれのチームが個々で作成したExcelフォーマットを使用していたので、形式も管理上のルールもバラバラな状態でした。
あの状態からフォーマットの整備をしてJiraに移行するのはなかなか大変な作業でしたが、NRIさんにテンプレートを提供して頂いたり、サポートをいただいたおかげで、比較的スムーズに進められたような気がします。

また、ダッシュボード機能についても、すぐに使える状態に設定をしてもらえたのが有難かったです。
NRIさんのノウハウが詰まっているのだと思いますが、管理者はもちろん、ユーザー画面についても、ビューがとても見やすく、タスクの優先度が視覚的に分かりやすく表示されるので、今何をやるべきなのかがすぐに把握できました。

もっとこうして欲しかったということは特になかったのですが、当時はJira、Confluence、Mattermostを使ったことがないメンバーも多かったので、操作方法の説明会などをお願いしようと思っていました。
実際に導入してみると、どのツールも直感的に使えるものだったので、初回のキックオフだけで十分でしたね(笑)

(NRI担当者)
操作方法の説明会もご要望がございましたら、対応させていただきます。
ただ、おっしゃる通り、操作性の高いツールばかりなので、それほど難しくはないかもしれません。

管理者側の設定が少々細かく必要ですが、そこはお客様と相談しながらNRIが設定を行い、すぐに使える状態にしたうえで引き渡しも可能です。

また、パブリック/プライベートクラウドからオンプレミスまで幅広いニーズに対応しているため、クラウド版のほかに、NRI基盤を活用したプライベート環境の構築も承っています。
日本の開発現場に合わせた導入・運用をサポートしていますので、もし今後も何かお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

本日はありがとうございました。

aslead Team Managementについて

aslead Team Managementは、3つのツールと5つの機能を提供し、ご要望に沿ったカスタマイズが可能です。

aslead Team Managementは、3つのツールと5つの機能を提供し、ご要望に沿ったカスタマイズが可能です。

開発現場に限らず、営業部門やバックオフィスなど、幅広い分野でのタスク管理に適しています。

  • 日々のメール量が多くて必要な情報が埋もれてしまう
  • 複数チームを横断するタスクの管理、進捗状況の把握に課題を感じている
  • リモート作業が中心でコミュニケーションが困難
  • チームごとの村文化ができてしまい、ノウハウが共有されない

aslead Team Managementは、このようなお悩みをお持ちの組織・チームに最適なソリューションです。

https://aslead.nri.co.jp/solution/aslead_team_management.html

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