Case導入事例

自社プロダクトの組織運営にMiroをフル活用!
【株式会社カオナビ様】

2024年3月6日

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株式会社カオナビは、社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供する会社です。
今回は、カオナビの中でリードプロダクトマネージャとして活躍されている大倉様にお話を伺いました。

株式会社カオナビ 大倉 悠輝様
私は、システム連携のプロダクトマネージャ(以下PdM)をやりながら、20人いるPdMに対して、横のつながりを作ったり、コラボレーションを促す役割である、リードプロダクトマネージャ(以下、LPM)の仕事をしています。
タレントマネジメントシステムでは、従業員の基本情報、スキル、経験、パフォーマンスなど、様々なデータを一元的に把握することが重要です。
お客様の中には、労務・給与・勤怠・採用管理など様々なシステムと併用しているケースもあり、これらのデータ集約が不可欠となります。
私は、APIやシステム連携プロダクトを通して、データ集約を容易にし、人材データの可視化や分析によって、組織の強みや弱み、人材育成の課題などを明らかにする支援に日々取り組んでいます。

株式会社カオナビ 大倉 悠輝様

システム構成図をみんなでリモートで描いて認識合わせをするのに活用
業務の中で、システム構成図をみんなで描くことは多いです。
AWSを使っているのですが、そのソリューション同士がどう影響するのかを明らかにしたいときにMiroを使っています。

コロナ禍以前、構成図や設計書は、ホワイトボードに描いて、写真を撮って保存していました。
モブ(複数人が一緒になり、ひとりの作業員をナビゲーションしながら1つの成果物を作る働き方のスタイル)を推進しているチームだったため、みんなでホワイトボードに設計書を描いて、モブでプログラミングしよう、というのをやっていました。

ただ、リモートワーク中心の働き方に代わってからは、設計図を描いて認識合わせをする方法が難しいという問題が出てきました。

  • スライドツール(Google SlideやGliffy)だと全体像を描ききれない
  • draw.ioだとコラボレーションしにくい
そこで、Miroを導入しました。
Miroを使うことによって、リアルなホワイトボードで描いていたようなコラボレーションがリモートでも実現できただけでなく、誰かが設計図を描いている別の場所で、非同期で説明やシーケンス図にも描きおこしていく、という非同期かつ効率的なやり方でもワークができるようになっていきました。

システム構成図

左側に構成図を描きながら、右側に説明を書き加えていく。
これが非同期・同期を織り交ぜながら行われていきます。

1つのボードに色んな情報をまとめて、解像度の上げ下げをしやすくする
Miroの中には、ふりかえりの場所もあれば、システム構成図の場所もあり、事業目標を書いてある場所もあります。
それらを敢えて1つのボードのなかに入れています。

チーム全体として、開発目線でモノを考えながら気になったときに「この人はどういうポジショニングの人なのか」という情報が見れたり、 ふりかえりや設計図を描いている流れで「自分たちのプロダクトは今どういう戦略の上で優先順位が決められているか」などの情報が自然と目に入たりすることによる、解像度の上げ下げを期待しています。

PdMとしてメンバーと話をするときにも、「こっちに行き過ぎてませんか」といった促し・気づきを与えることがしやすくなりました。

Miroのボード画面

1枚のボードの中に解像度の異なる情報が混在しており、すぐに参照できる

組織内のディスコミュニケーションを解消するために見える化から始める
昔は、組織が小さくてPdMが少なかったので、一つの会議室に集まって話す、というのが頻繁にできていました。
近年は競争が激化したことにより、アウトプットの速度が求められる様になってきたため、プロジェクトマネジメントに視線が行くようになってしまい、互いに情報共有が減ってきてしまったんです。

プロダクト全体を見たり、お互いの情報を共有する機会自体は設けていたものの、互いに会話する時間はなくなっていきました。
PdM同士の繋がりを作るのは難しいと感じています。仕事の幅も広く忙殺されがちなため、隣のPdMが何をしているのかが中々見えづらく、得たノウハウを共有するのも難しいんです。

そのために、Miroでいろいろな工夫を重ねてきました。

  • 自分のチームでやってきた業務内容・結果を見える化する
  • ロードマップを作りながら、「このターゲットに対してはこういうことをやっていくんだよ、というのをフレームにまとめてプレゼンテーションモードでプレゼンする
  • ロードマップをチームごとに細かく書いてもらう
  • 仮説に対して今やるべきことはこれ、というのを書いて説明する
  • やりたいことに対してどういうフォーメーションでやるのかを図示
こうした活動の結果、徐々に「コラボレーションが大事だね」と言ってくれる人が増えてきて、不定期で少しずつ意見を交わす時間も増えてきました。

PdM同士で「象、死んだ魚、嘔吐」というふりかえり手法を使ったこともありました。
互いに困っていることを共有して、投票機能で投票して。
投票率の高かった意見をZoomのブレイクアウトルームに分かれて少人数であーだこーだ言って。
どういう課題感を持っているのか洗い出して。こうやって、Miroを使いながらみんなで話す、というのをしながら、コミュニケーションとコラボレーションを増やしていきました。

象、死んだ魚、嘔吐

象、死んだ魚、嘔吐を使ってふりかえり、課題感を共有する

組織開発でもオンラインワークをうまく活用
輪読会の感想をMiroで共有するのもやりました。1冊の本を読んで、感想を付箋で張り出して眺めるんです。

本の感想

輪読会の様子。人ごと本の感想を付箋で書いている

ほかにも、組織のマネージャ同士のやりとりでもMiroは使っていて、

  • 組織図
  • タイプマップ
などもMiro上で可視化しています。

「この人はPdMらしい仕事が向いてるよね」「経営・ビジネスサイドと合意をとるのが得意だよね」「現場のメンバーを進行するのが得意だよね」といった、長所を見つける活動もタイプマップを見ながら話し合います。
案件のリーダーを誰にするか、エンジニアを誰にするか、といったアサインの検討に使ったり、マネージャ同士のふりかえりの場としても活用するようになりました。

今後の展望(Miroの使い方、もしくはMiroを使った事業・プロセス等について)
リモートワークにおけるコミュニケーションツールとして、Miroはチームでの活動を非常によくサポートしてくれています。
ただ、その恩恵は使いこなせている人がいるチームに限られているというのが現実です。
初めての人が簡単に利用できる機会を作ったり、テンプレートを適切に案内しアナウンスして使い始めのハードルを下げるなどして、グループではなくチームらしい活動ができる人たちをもっと増やしたいと思っています。

株式会社カオナビ

“はたらく”にテクノロジーを実装し個の力から社会の仕様を変える

性別、学歴、肩書き。
それらは、ラベルに過ぎない。

カオナビが思い描くのは、そういったラベルにとらわれることなく、
「個」の力が開かれ、誰もが社会で活躍できる未来。

そのために私たちは、"はたらく"にテクノロジーを実装する。
そして、個の力から社会の仕様を変える。

Face you, Face next.

向き合おう。
すべての人が自分らしく、先へ進めるように。

会社HP:https://www.kaonavi.jp/
代表者:代表取締役社長 佐藤寛之
本部所在地:〒150-6138東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 38F

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