Miro(ミロ)の有料プランと無料プランの違い、
機能や料金を分かりやすく解説
2022年4月27日
ご相談・無料お見積りオンラインホワイトボードMiro(ミロ)には有料プランと無料プランがあり、それぞれ使える機能が異なります。
そこで今回は、Miroの有料プランと無料プランの違い、機能や料金について分かりやすく解説します。
Miro(ミロ)には有料プランと無料プランがある
Miroと直接契約して利用する場合は、有料プランの他に無料プランも利用できます。
個人利用やお試しで利用する場合は無料プランでも良いですが、無料プランには保存できるボードの枚数に限りがあり、プロジェクトごとに権限を管理するなどの機能は備わっていません。
複数人のチームや企業でMiroを利用する場合は有料プランがおすすめです。
Miro(ミロ)の有料プランと無料プランの違い
Miroには、無料(Free)プランのほかに、「Starter(旧 Team)」「Business」「Enterprise」という3種類の有料プランがあります。
プランによってできることに違いがあるため、まずはそれぞれの特徴を把握しておきましょう。
無料プラン「Free」の特徴
無料プランは、アカウント登録をするだけで誰でも簡単に使うことができます。
- ・リアルタイムで共同編集が可能
- ・テンプレートを利用できる
- ・作成したボードは3枚まで保存可能
無料プランでは、3つのホワイトボードとテンプレートなどの基本機能を使うことができ、ZoomやSlackなどの外部ツールとの連携も可能です。
ただし、作成したボードの共有やエクスポートには制限があります。
有料プラン「Starter(旧 Team)」の特徴・料金
Miroは無料プランから有料プランに切り替えることも可能です。
Starter(旧 Team)プランの料金は、直接契約の場合、年払いで1名あたり月額8ドルです。
- ・Freeプランの全機能が利用可能
- ・保存できるボードの枚数が無制限
- ・ボードの共有機能
- ・タイマー・投票機能
- ・ビデオチャット機能
- ・ボードの共有機能
- ・利用者独自のテンプレートの作成が可能
- ・ボードのバックアップと復元
MiroのStarter(旧 Team)プランになると、利用できるボードの枚数は無制限になります。
そのため、プロジェクトごとにボードを作成してタスク管理をしたり、会議やミーティングで作成したホワイトボードをそのまま議事録として保存したり、といった使い方が可能になります。
また、ボードのURLを共有することで、Miroを使っていなかった人とも一緒にボードを使った作業ができるようになります。
タイマー機能や投票機能、ビデオチャットなどのオンラインコミュニケーションに便利な機能が利用可能になるほか、よく利用するボードをカスタムテンプレートとして保存することができるため、Miroの活用の幅がさらに広がります。
有料プラン「Business」の特徴・料金
Businessプランの料金は、直接契約の場合、年払いで1名あたり月額16ドルです。
- ・Starter(旧 Team)プランの全機能が利用可能
- ・非公開ボードへの外部メンバー招待(ゲスト機能)
- ・シングルサインオン機能
- ・SCIMユーザープロビジョニング機能
- ・拡張された図形機能(UMLやAWS・Azureなどの製品アイコンなどが利用可能)
- ・複数チームの作成・管理
MiroのBusinessプランは、Starter(旧 Team)プランの機能に加えて、特定の非公開のボードに複数の外部メンバーを招待することができるようになります。
Starter(旧 Team)プランまででは、外部メンバーを招待するには、URLを共有するしか方法がありませんでしたが、Businessプランでは特定のメールアドレスのみにボードを共有できるようになり、よりセキュアな運用が可能になります。
研修・トレーニングなどでMiroの機能をフル活用したいときに利用したり、複数の企業が1つのボードに集まって仕事をしたい際など、より利便性の高い使い方ができます。詳細はこちらをご参照ください。
また、Starter(旧 Team)プランの場合は、チーム単位で利用する人数分のライセンスが必要ですが、Businessプランでは1ライセンスで複数チームにまたがった利用が可能です。部署ごと、プロジェクトごと、といった仕事の単位によって、権限を分離することが可能です。
さらに、シングルサインオン機能やSCIMユーザープロビジョニング機能を使えば、SAML 2.0に対応するAzure Active DirectoryやOktaといった製品と連携して、ユーザーの認証・認可をより楽に・セキュアに行えます。
有料プラン「Enterprise」の特徴・料金
Enterpriseプランの料金は、代理店によって異なります。詳しくは代理店にお問い合わせください。
- ・Businessプランの全機能が利用可能
- ・管理者向けインサイト機能
- ・開発者向けプラットフォーム機能
- ・制限付きライセンスの利用
- ・二要素認証(2FA)の利用
- ・監査ログの取得
MiroのEnterpriseプランをお使いになると、より高度な使い方やセキュリティが実現できます。
管理者向けのインサイトダッシュボードから、組織全体でのMiroの使用状況と利用率を把握できるのも、Enterpriseプランならではの機能です。
さらに、ほかの有料プランの場合は利用する人数分の料金が発生しますが、Enterpriseプランなら制限付きで招待した人は課金の対象になりません。
SSO対象外のドメインを持つユーザに対し、二要素認証(2FA)を設定できたり、監査ログの取得により、不正ユーザーがアクセスしていないかなどを監視することもできます。
万が一セキュリティインシデントが発生した場合は、監査ログからIPアドレスや行われた操作などを追跡することも可能です。
企業でMiroを導入する場合は、複数チームの管理やセキュリティ対策もできるEnterpriseプランがおすすめです。 Miro Enterpriseの詳しい機能については、「Miro(ミロ)のEnterpriseプランでできること、主な機能を解説」の記事もぜひご覧ください。
Miro(ミロ)の有料プランではどんなことができる?
オンラインホワイトボードMiroはWeb会議やオンラインミーティングに最適なツールですが、有料プランに切り替えるとさらに活躍の場を広げることができます。
ここからは、Miroの有料プランでできることを整理して、分かりやすく紹介します。
編集・共有可能なボード数は無制限
Miroの無料プランで編集・共有可能なボードは3枚ですが、Miroの有料プランで利用できるホワイトボードの枚数は無制限です。
通常のホワイトボードとしてだけでなく、マインドマップやカンバンボードなど、さまざまな用途で活用できるでしょう。
画面共有・ビデオチャットに対応
Miroの無料プランで編集・共有可能なボードは3枚ですが、Miroの有料プランで利用できるホワイトボードの枚数は無制限です。
通常のホワイトボードとしてだけでなく、マインドマップやカンバンボードなど、さまざまな用途で活用できるでしょう。
外部メンバーをボードに招待できる
Miroの無料プランで外部メンバーを招待する場合、招待される側にもMiroのアカウントが必要です。
Miroの有料プランなら、Miroのアカウントを持たない外部メンバーを特定のホワイトボードに招待することができ、編集権限の付与も可能です。
ボードの自動保存・復元も可能
Miroの有料プランでは、ボードの自動保存だけではなく復元も可能です。
毎時間またはコラボレーションの終了時に自動でバックアップされるため、都度保存する手間がなく、バージョンの履歴から日付を遡って復元することもできます。
豊富な外部ツールとの連携機能
Miroは、有料プランでも無料プランでも外部ツールとの連携が可能です。
ビジネスチャットのSlack、Web会議システムのZoomなど100種類以上の外部ツールと連携することができます。
高度な権限管理ができる
MiroのEnterpriseプランであれば、チーム単位で権限設定を変更したり、ボードの共有設定を細かく指定したりできます。
このチームでは共有リンクの発行はOK、このチームではNG、といった、用途に合わせた制限をかけられます。
管理者機能・セキュリティ対策も可能
MiroのEnterpriseプランなら、管理者機能や不正アクセスを監視するための監査ログ機能が利用できるため、高い機密性を確保することができます。
チームメンバーだけでなくチーム外のメンバーとのコラボレーションにも安心して利用きるでしょう。
Miro(ミロ)の有料プランに関するお問い合わせ
株式会社野村総合研究所(NRI)は、Miro社と販売代理店契約を締結し、Miro社のサービス・プランを日本の企業に向けてよりお求めやすく、付加価値を付けて提供しています。
NRI経由でご契約いただくと、有料プランでできることに加えて、さまざまなシーンで使える日本語テンプレートの無料提供やMiroの活用方法や使い方に関するセミナーや動画配信などをご利用いただけます。
また、直契約の場合はドルでの支払いになりますが、NRI経由でご契約いただくと日本円での請求書払いが可能です。
Miroの有料プランに関する詳細につきましては、お問い合わせフォームまたはメールにてお気軽にお問合せください。