アイデア出しにおすすめの手法、
会議やワークショップに役立つツールを紹介
2022年6月23日
ご相談・無料お見積りアイデア出し(アイディエーション)は、仕事上の課題解決や業務改善、新たな商品やサービスの開発など、ひらめきや発想力が求められる様々なシーンでとても重要な活動です。
今回は、そんなアイデア出しにおすすめの手法や、会議やワークショップでのアイデア出しに役立つツールを紹介します。
そもそもアイデアとは?
日常生活において、今まで考え付かなかったことを突然思いついたり、ひらめいたりすることがあります。
そんなとき、「いいアイデアを思いついた」と表現することがありますが、厳密にいうと「アイデア」と「思いつき」や「ひらめき」は別のものです。
思いつきやひらめきは、あくまでも自分の頭の中にのみ存在する情報です。
それらを何かを計画したり、実行したりするときに活用できる形として、言葉にまとめて誰かに発信することで「アイデア」となるのです。
特にグループやチームで行うビジネス上のアイデア出しは、参加者全員が自分の頭の中にある思いつきやひらめきを言葉にして出し合うことが大切です。
お互いがアイデアを出し合い、他の人のアイデアを知ることで新たなひらめきにつながるほか、より良いアイデアの発展へとつながる効果が期待できるでしょう。
アイデア出しの必要性
ビジネスにおけるアイデア出しは、課題解決や業務改善、新たな商品やサービスの開発など、幅広いシーンに必要とされています。
ここからは、なぜビジネスにおいてアイデア出しが必要なのか、アイデア出しのメリットや効果について見ていきましょう。
新規事業や商品開発につながる
ビジネスにおいて成長し続けるために、新たなアイデアを取り入れることは不可欠と言って良いでしょう。
商品開発や新規事業開発など、新たな商品やサービスを生み出すシーンでは、アイデア出しが有効です。
しかし、ただ新しいことを思いついただけでは、新たな商品やサービスにつなげることはできません。
新しいものを生み出すためには、頭の中に生まれた思いつきやひらめきを、アイデアとして言葉にすることが大切です。
それぞれのひらめきをアイデアとして出し合うことで、そのアイデアがまた新たなひらめきを生み、さらに良いアイデアに変わるといった相乗効果を期待することができるでしょう。
業務改善・生産性の向上につながる
業務のプロセスや生産性に問題・課題がある場合に、どうすれば改善できるのかを考えるときにも、もちろんアイデア出しは役立ちます。
例えば、長時間労働や業務負荷が課題となっている場合、「簡略化できる業務はないか?」「作業時間を短縮する方法は?」などのテーマを決めてアイデア出しをすることで、業務の優先順位が明確になったり、削減できる業務が見つかったりなど、改善可能なポイントが見えてくる可能性があるでしょう。
無駄をなくして効率良く業務を進めることができれば、仕事の生産性向上にもつながります。
能動的思考力を養える
企業にとって能動的思考力の備わった人材、つまり自分から考えて行動できる人材を育てることはとても重要なことです。
アイデア出しは、参加者全員がそれぞれの思いつきやひらめきを頭の中で整理してアイデアとして発信していくため、能動的思考力を養うためのトレーニングができるというメリットがあります。
また、他の人のアイデアに刺激を受けることでさらなる発想が生まれることも多いため、1つのアイデアを発展させたり改善させたり、複数のアイデアをまとめたりといった思考のトレーニングにもつながり、能動的思考力を備えた人材育成に役立つでしょう。
アイデア出しにおすすめの手法
アイデア出しと一口に言っても、そのやり方はさまざまです。
続いては、アイデア出しの使われる手法の中から、おすすめ手法をいくつか紹介していきます。
ブレインストーミング
ブレインストーミングとは、アレックス・F・オズボーンによって考案された会議方式のひとつで、集団的発想法、集団思考、ブレストなどと呼ばれることもあるアイデア出しの手法です。
ブレインストーミングは、参加メンバーそれぞれが自分のアイデアをできるだけ多く出し合い、他の人の意見は絶対に否定しないというのがルールです。
従来の固定観念に縛られず、自由にアイデアを出し合うことで、想定外の斬新なアイデアが生まれまれやすいのが特徴です。
マインドマップ
マインドマップとは、核となるフレーズや概念から分岐させる形で、頭の中にあるアイデアやイメージをまとめていくというアイデア出しの手法です。
文章や言葉ではなく、キーワードやフレーズとしてアイデアを出し合い、関連性の高いもの線でつなげてまとめていくため、アイデアを整理しやすく、視覚的に把握しやすいというメリットがあります。
なぜなぜ分析(5 whys)
なぜなぜ分析とは、トヨタ自動車が発案した課題解決のためのフレームワークです。
解決したい問題がなぜ起こったのかという原因を書き出し、その原因がなぜ起こったのかという原因を書き出し、書き出した原因がなぜ起こったのかという原因を書き出す…という作業を繰り返すことで、問題の根本となる原因を導き出す方法です。
なぜなぜ分析は、アイデア出しにも活用できます。例えば業務改善をするときや、新たな商品を開発するときにも、「なぜ?」を繰り返しながらアイデアを出し合うことで、問題点やあるべき姿を具体化することができるでしょう。
フィッシュボーン図
フィッシュボーン図(フィッシュボーンチャート)は、現状の問題点や課題がなぜ発生したのかを書き出していくなぜなぜ分析の一種で、魚の骨のような形状をしているのが特徴です。
問題が起きてしまった原因が複数ある場合に適した手法で、アイデア出しにも活用できます。
マンダラート
マンダラートとは、密教の教えである仏の世界を絵にした曼荼羅(まんだら)とアートを組み合わせた造語です。曼荼羅(まんだら)模様のように四角を書き、アイデアやアイデアを実現するための方法を書き入れていくというアイデア出しの手法です。
マンダラートは、アイデアを実現するためのプロセスを可視化できるため、より具体的に整理して考えられるというメリットがあります。
会議やワークショップのアイデア出しに使えるツール
アイデア出しはどんな手法で行う場合であっても、アイデアをできるだけ多く出し合い、視覚的に分かりやすく整理してまとめていくことが成功を左右すると言われています。
そこで、アイデア出しに役立つおすすめのツールが、オンラインホワイトボードMiro(ミロ)です。
MiroはWeb会議やオンラインワークショップなどに適したツールで、アイデア出しにも活用できるさまざまな機能が備わっています。
Web会議やオンラインワークショップに最適
Miroはオンライン上で使えるホワイトボードです。
対面式のリアル会議ではもちろん、Web会議やオンラインワークショップなど、離れた場所にいるメンバーとのアイデア出しにも活用できます。
オンラインホワイトボードMiroの特徴については、こちらの記事もぜひご覧ください。
豊富なテンプレートを活用できる
Miroは、ビジネスシーンで利用できるテンプレートの種類が豊富です。
テンプレートを活用すれば、アイデア出しに便利なブレインストーミングやマインドマップの図形を簡単に作成することができます。
Miroで人気のテンプレートについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
複数人で同時にコラボレーション可能
Miroは複数人で同時にホワイトボードを編集することができます。
そのため、Web会議やオンラインワークショップでもストレスを感じることなく、リアルタイムでのコラボレーションが可能です。
Miroを活用してマインドマップを作成することで、複数人から出されるアイデアや情報などを、視覚的に分かりやすくまとめることができるでしょう。
Miroのマインドマップについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
付箋やオブジェクトを使える
Miroは、テンプレートの他に付箋機能やオブジェクト機能を使うことができます。
アイデアを視覚的に整理することが重要なアイデア出しでは、発言者別に色分けをしたり、グルーピングして色分けをしたりなど、アイデアを分かりやすく整理してまとめることが可能です。
Miroの付箋機能については、こちらの記事もぜひご覧ください。
アイデア出しに役立つホワイトボードツール Miro(ミロ)に関するご相談
Miroは、アイデア出しにも役立つテンプレートや機能が充実したオンラインホワイトボードです。
株式会社野村総合研究所(NRI)は、Miro社と販売代理店契約を締結し、Miro社のサービス・プランを日本の企業向けに付加価値を付けて提供しています。
NRIは、チーム・部署・組織など、さまざまなシチュエーションでMiroを導入するためのサポートをはじめ、日本語による操作方法のサポート、日本円での請求書払いの対応なども行っています。実際に使用してから導入を検討したい場合は、トライアルをご利用いただくこともできます。
アイデア出しに役立つホワイトボードツール Miro(ミロ)に関するご相談、トライアルのお申込みは、お問い合わせフォームまたはメールにてお気軽にお問合せください。